新型コロナウイルスの感染者が、日本国内で初めて確認されたのは、2020年1月のこと。
それからたった数か月で、私たちの社会は大きく変わってしまいました。
フェイスシールドやレジ前の透明シートは、すっかり日常の風景になりましたよね。
さて、東京ディズニーランドと東京ディズニーシーが臨時休園してから、すでに3か月以上。
流行がある程度抑えられた今、営業を再開したら、以前の姿とどう変わるのでしょうか。
今回は、東日本遊園地協会と西日本遊園地協会が作成したガイドラインをもとに、コロナ後の東京ディズニーリゾートの姿を考えてみましょう。
オリエンタルランドも賛同!
2020年5月22日、東日本遊園地協会と西日本遊園地協会は、「遊園地・テーマパークにおける新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドライン」を作成しました。
これは、政府の専門家会議の求めに応じて、ウイルスの感染拡大を防ぐために取り組む必要がある、基本的な内容を整理したものです。
東京ディズニーリゾートを運営するオリエンタルランドは、東日本遊園地協会には所属していません。
しかし、今回のガイドライン作成にあたって、オリエンタルランドをはじめ、サンリオエンターテイメント、ハウステンボス、ユー・エス・ジェイの4社も「賛同企業」として、名を連ねています。
ウイルスの流行が抑えられ、営業を再開するときには、このガイドラインをもとに客の安全を確保していく予定です。
マスク着用は必須に! 入園前に体温チェックも?
では、ガイドラインでは、どのような対策が求められているのでしょうか。
具体的な中身を見ていくことにしましょう。
基本原則として、以下の4つが挙げられています。
- 客・従業員双方の健康管理
- 施設の清掃や消毒
- ソーシャルディスタンス(社会的距離)の1m以上の確保
- 十分な換気
来場客には、飛沫を飛ばさないように、マスクの着用が求められます。
従業員もマスクなどを着用して、できるだけ距離を空けて会話することに。
また、施設内での3密(密集・密接・密閉)を防ぐために、定員を減らした運営や、利用制限、チケットの前売り販売、事前予約制度の活用を対策として挙げています。
来場する場合も、
- 新型コロナウイルスの患者と濃厚接触した人
- 14日間以内に、外国への渡航歴がある人
- 入園時の検温で37.5℃以上の発熱がある人
- 風邪などの症状がある人
といった人は、入園を断るとしています。
さらに入園後であっても、体調がすぐれない場合は、退園してもらうことに。
ウイルスの流行を抑えるためには、私たちゲストも、十分注意しなければいけませんね。