アトラクションはどう変わるの?
さて、アトラクションの利用方法は、どのように変わるのでしょうか。
例えば、ジェットコースターなどのスリル系ライドでは、大きな声を出さないように求められます。
完全屋内型の「スペース・マウンテン」は、換気も難しいため、運営は厳しいかもしれませんね。
ゲスト同士の間隔を空けるために、一つのライドに乗れる人数は減ってしまうはず。
また、3Dメガネを着用するアトラクションでは、完全な殺菌ができなければ、営業を見合わせるとしています。
「バズ・ライトイヤーのアストロブラスター」や「トイ・ストーリー・マニア!」のように、ゲストが操作機器に触れるライドは、消毒作業に時間がかかると考えられます。
このほかにも、ソーシャルディスタンスを確保するために、待ち列がかなり長くなってしまうかもしれません。
ファストパスを持っているゲスト専用にしたり、海外パークのように、事前登録して別の場所で待つ「バーチャルキュー」になったりする可能性はあるでしょう。
ショーやパレード、グリーティングはどうなるの?
ガイドラインでは、キャラクター同士の触れ合いは認められていますが、客とは距離を取るように定めています。
グリーティングで握手をしたり、サインをもらったりすることは難しいでしょう。
また、プリンセスなどのライブキャラクターも、登場回数が減るか、遠巻きに見る形に変わると思います。
屋外ショーは開催できますが、ダンサーやパフォーマー、キャラクターとのハイタッチは厳しいかもしれません。
さらに、ブロードウェイ・ミュージックシアターや、ファンタジーランド・フォレストシアターのように、屋内型のショーは、定員がかなり減ることが予想されます。
屋外型のショーであっても、休園前よりも席数は減るのではないでしょうか。
ショップやレストランはどう変わるの?
身の回りの生活と同じように、手洗いや消毒の徹底が求められます。
また、ガイドラインでは、玩具の試し遊びや、お菓子の試食などは行わないよう定めています。
「自分の買うもの以外は触らない」というのが、原則になるかもしれません。
お会計では、現金の取り扱いや混雑を避けるために、電子決済やセルフレジなどの導入が求められています。
東京ディズニーリゾートでは、2018年11月から、iDとQUICPay、Suicaなどの交通系電子マネーが使えるようになっています。
QRコード決済は使えませんが、今後キャッシュレス決済の割合が増えるかもしれませんね。
レストランでは、アクリル板や透明シートなどで飛沫を防ぐ、食器はなるべく使い捨てに、テーブルは席数を減らす、といった対策が求められています。
これまでもパーク内のレストランは混雑しやすかったのですが、今後は入場制限や利用制限が厳しくなるでしょう。
「クリスタルパレス・レストラン」のように、食べ放題形式のレストランは、運営は厳しいかもしれません。