映画『パワーレンジャー』公開アフレコが17日、東京都内で行われ、日本語版で声優を務める勝地涼、広瀬アリス、山里亮太(南海キャンディーズ)が出席した。
“メイド・イン・ジャパン”のヒーローを制作費120億円の圧倒的スケールで描く本作は、日本の特撮シリーズ「スーパー戦隊」の英語版ローカライズとして1993年から全米で放映され、24年間続く人気ヒーローシリーズの映画化。
公開アフレコでは、5人の新米レンジャーをサポートするロボット・アルファ5役の山里がせりふを発すると「皆さん、僕のせりふはないと思ったでしょう」と得意気にしてみせたものの、すぐさま監督から「“宇宙語”を忘れていますよ」とつっこみが入り、その後も「せりふに気持ちがまったく入っていない」「うまくないんですから、うまくやろうとしなくていいですよ」と厳しく言われ、ボロボロな様子だった。
散々な評価を受けた山里は「『声の仕事は何回もやっているから、僕から見ると2人は本当にいい仕事をしていました』…というコメントを用意していたら、監督に言わせると僕が一番レベルが低いみたい」と落ち込み、さらには「レンジャーの仕事と聞いて、最初に『何色だ?』と聞いた自分が恥ずかしい」と笑わせた。
一方、勝地は「人の目があるからか本番よりいい」と褒められ、「本当ですか。録り直させてくださいよ」と気をよくした。もともとは将来有望の伝説的フットボーラーで、5人をまとめるリーダー・レッドレンジャーに変身するジェイソンという役どころに「戦隊ヒーローといえば誰しも通る、憧れのもの。その中でレッドレンジャーをやらせてもらうのは光栄でうれしかったです」と喜びを語った。
また、ヒロイン・ピンクレンジャー役で声優初挑戦となった広瀬は「緊張したし、初めての声のお仕事だったので不安しかなかった。普段は表情や動きでどこかお芝居していますが、声だけってすごく大変でした」と振り返った。山里から「ピンクには全男子が一度は恋する。世界中に恋する人たちがいるんだよ」と教わると、「恋してくれたらいいな…」と照れ笑いを浮かべていた。
映画は7月15日から全国ロードショー。