NHKの2018(平成30)年度前期連続テレビ小説「半分、青い。」ヒロイン発表会見が20日、東京都内で行われ、ヒロイン役の永野芽郁が出席した。
連続テレビ小説第98作目となる本作は、北川悦吏子氏のオリジナル作品。故郷の岐阜県と東京都を舞台に、失敗を恐れないヒロイン楡野鈴愛(にれの・すずめ=永野)が高度成長期の終わりから現代までを七転び八起きで駆け抜け、やがて一大発明を成し遂げるまでの、およそ半世紀の物語を描く。
オーディション初参加ながら2366人の応募者からヒロインの座を射止めた永野は、本作が朝ドラ初出演。失敗を繰り返してもへこたれず、前を向いて生きていくヒロインのキャラクターに、永野自身のおおらかさや天真らんまんさ、度胸と愛嬌(あいきょう)を持ち合わせているところが、ぴったり当てはまったという。
永野は「昨日の夜に合格したと聞いて考えていたのですが、全然実感はなくて。なんで今ここでこんなに写真を撮られているんだろうという気持ちがあったりする」と素直な感想を語りながらも、「出て来る直前に(会見場が)全体的に青い感じ、マイクも“半分、青い。”ねと話していたら、私、本当にやれるんだって(思って)。少しずつ実感が湧いてきた気もします。うれしいです」と笑顔を見せた。
朝ドラの印象については「おじいちゃんが本当に大好きなイメージ」「朝の一つの習慣」と明かし、「自分が誰かの習慣になるドラマに出るっていうのは不思議な気もする。そのきっかけを頂いたので、自分らしく楽しくできたらいいな」と期待を寄せた。
また、意気込みを問われると「昨日のこと過ぎて、頑張りますとしか言えない感じ。中学の時から『七転び八起きで頑張ろう』って毎年お正月に思っていたので、自分がこの役をできたらぴったりなんじゃないかと舞い上がっていました。頑張ります」と小さくガッツポーズを取った。