3:男として立ててくれた

「特に妻に不満があったわけではないのですが、妻のほうが俺より収入が多くてそれがちょっとした引け目になっていました。

不倫相手は会社に出入りする保険の外交員さんでしたが、こっそりLINEのIDを交換して話していたら、『お仕事を頑張っている姿がカッコいいです』とか『いつも応援しています』とか、立ててくれるのがうれしくて。

家庭と離れたところで“夫”ではなく“ひとりの男”として見られることが、気持ちよかったです。

それで妻に隠れて食事やデートを続けていましたが、LINEのやり取りを妻に見られて離婚を切り出され、相手の女性とは終わりました。

家庭を選んでしまったけど、独身だったらぜひ付き合ってほしいと今も思います」(38歳/土木)

妻に対してコンプレックスがあると、そのはけ口として別の女性と不倫関係を持つ男性もいます。

妻のいないところで自分を男として扱ってくれる女性は、それだけプライドが満たされるので深いつながりを楽しみたくなります。

ですが、そんな浮ついた気持ちが妻に伝わらないはずはなく、最終的には離婚を突きつけられて不倫を終わらせるのですね。

4:顔と体が好みだった

「不倫していたのは、相手の顔と体が好みだったから。

俺は女性への好き嫌いがはっきりしていて、妻ももちろん好みではあるんだけど、結婚して数年経つとどうしてもほかの女性に目がいってしまい、通っていたジムでたまたま知り合ったその女性と関係を持ちました。

妻には悪いと思ったけど、新鮮だし刺激的で毎日が楽しかったです。

でも、その女性が離婚してほしいと言い出して、さすがにそこまでは覚悟を決められずに仕方なく別れました」(42歳/公務員)

ズバリ、好みの女性と出会って不倫に走るケースも少なくありません。

長い時間を一緒に過ごす結婚生活は、相手の姿にどうしても慣れてしまって新鮮さを失いがちです。

そんなときに新しい刺激を与えてくれる女性と知り合えば、妻に隠れて関係を楽しみたいと思います。

ですが、相手が自分の意に沿わない願いを持ち始めたら危険信号。

あくまでも遊びでしかないので、結局は不倫相手を捨てて家庭へと戻る結末になるのですね。

不倫相手として惹かれた女性たちには、妻にはない魅力があったり男としての自尊心を与えてくれたり、既婚男性にとって心を満たしてくれる部分がありました。

それでも、不倫は人の道に外れた関係です。

安易に選ぶのはお互いにとってリスクでしかないことを、忘れずにいましょう。