ゆずが10月25日、自身初のオンラインツアー<YUZU ONLINE TOUR 2020 AGAIN>のファイナル公演となるDAY5「未来図」を神奈川・横浜文化体育館にて開催した。
同ツアーは毎週日曜日の21時に、会場とライブテーマ、セットリストを変えながら開催されてきた全5公演の有料配信ライブ。
各ライブ会場はゆずに縁のある”横浜エリア”から選ばれ、初日公演は今年9月に閉館した横浜文化体育館、DAY2はゆずの母校・岡村中学校、DAY3は自身がこけら落としを務めたぴあアリーナMM、DAY4は神奈川県民ホールで実施。
最終DAY5の会場は、ツアータイトルの”AGAIN”に掛けて、初日公演の舞台だった横浜文化体育館に再び帰還するかたちとなった。
「最後に歌わせて。」という意味深なキャッチコピーが付けられたDAY5「未来図」だが、それはこれまでゆずが数々のライブを開催し、既に閉館されている同会場に向けられていたメッセージ。この公演をもって、正真正銘の横浜文化体育館“ラストステージ”となった。
今回のツアーでは北川悠仁、岩沢厚治による弾き語りでのパフォーマンスのほかに、AR(拡張現実)を用いた演出が目玉となっていたが、この日のライブではこれまでの4公演を上回る、過去最大規模のAR演出に。
全公演で披露してきた代表曲『夏色』では、曲のスタートと同時に会場全体が神秘的な”海底空間”に様変わり。
曲が終盤に進むにつれ、漂う泡の数が増えたり、巨大クジラが突如現れるなど、オンラインライブでしか体感できないド派手演出に。クライマックスに披露した『アゲイン2』では、同曲のアートワークとして描かれている世界的アーティスト・村上隆氏の「お花」アートが再び登場。
数え切れない「お花」が宙を舞い、ラストには画面内を所狭しと、無数の「お花」が花火のように打ち上げられ、ツアーファイナルを華々しく締めくくった。