「ABC座 ジャニーズ伝説2017」制作発表

 日生劇場10月公演「ABC座 ジャニーズ伝説2017」制作発表が25日、東京都内で行われ、出演するA.B.C-Z(橋本良亮、戸塚祥太、河合郁人、五関晃一、塚田僚一)が登壇した。

 舞台は、初代ジャニーズ、フォーリーブス、少年隊からA.B.C-Zに至るまでの、ジャニーズのそうそうたる歴史をエンターテインメントショーで描くもの。今回は、2013年、14年に続く3度目の上演で、新たなエピソードを加えて上演する。

 戸塚は「夢と現実の間にはすごい距離があると思うのですが、初代ジャニーズの方々のお話では、この夢と現実が限りなく近い、同じ位置にある気がしている。“事実は小説よりも奇なり”ということを、僕らがやらせていただけること、とてもうれしく思う」と話した。

 橋本も「昔よりブラッシュアップして、皆さんに楽しんでいただける舞台にしたい」とコメント。演劇ユニット「ABC座」としても6年目を迎えたが、「『SHOCK』、『PLAYZONE』を超える舞台にしていきたい」と長年続く公演を目標に掲げ、気合いを入れた。

 一方“ジャニーズ大好き”を公言する河合は「ジャニーズの名を汚さないように素晴らしいものを僕たち5人で届けていきたい」と笑顔を見せ、五関も「(過去の公演は)当時のジャニーさんの思い出話を聞きながらワクワクして作ったので、また思い出話が聞けるのが楽しみです」と声を弾ませた。

 塚田も「再演はプレッシャーがある」と吐露しつつ、新たに加わるエピソードに期待を寄せているとし「この作品はどんどんいつまでも再演したい。一生、再演です!」と宣言。「…それぐらいの気持ちで責任感を持って広めていきたいです」と付け足して笑わせた。

 また、公演内容にちなみ「グループとしての伝説的なエピソードは?」と尋ねられた塚田は、先輩の東山紀之の自宅に招待された時の失敗談を披露した。

 仕事で参加できなかった橋本と戸塚以外の3人で訪問したそうだが、塚田は「後輩としてしっかりしなきゃと思うと、お酒を注ぐ時に緊張して手が震えてしまって…。大きな洋酒だったのですが、グラスの縁のところが(注ぐ時に)カタカタとなってしまい、そのままカーペットを汚してしまいました。すみませんでした」と苦笑いで振り返った。

 さらに河合は、デビュー前にジャニー喜多川氏とハワイを訪れた際の“伝説話”を披露した。「ジャニーさんのお高めの自転車を僕と五関で借りてゲームセンターに行ったところ、盗まれちゃった。『ジャニーさん、ごめんなさい』と言った俺は『ユー、最悪だよ』って30分ぐらい怒られたのに、こいつ(五関)は全く怒られない…。これでジャニーさんに嫌われちゃったなと思ったら、1時間後ぐらいに『ショッピングセンターに行く?』と誘ってくれた。すごく心が広い方なんだなと胸に響きました」と振り返った。

 舞台は10月7日~28日、都内、日生劇場で上演。