アンジュルム 船木結の卒業コンサートが2020年12月9日(水)、日本武道館にて開催された。
船木結がアンジュルムおよびハロー!プロジェクトを卒業した「アンジュルム コンサート2020 ~起承転結~ 船木結卒業スペシャル」のライブレポート。
360度ステージで魅せる卒業公演
先月11月2日には新メンバーとして松本わかな、川名 凛、為永幸音の加入を発表したアンジュルム。
また、船木の卒業公演は本来6月に予定されていたものが12月まで延期され、船木と新メンバーが共に参加した11人体制でのライブという縁がこの武道館公演で実現した。
公演当日は感染予防対策がとられた上で約6,500人を動員。
さらにライブの模様はCSテレ朝チャンネル1にて生中継され、スカパー!オンデマンドで同時配信されたほか、国内・台湾を含む全36会場でのライブビューイングも実施された。
ステージの組み方も、卒業公演としては異例の360度ステージ。
全方向に観客席を臨むセンターステージから四方向へミニステージが飛び出ている状態で、アンジュルムはメドレーを含む全22曲を披露した。
最初のブロックは新メンバー以外の8人が円形フォーメーションから全方位を煽る「I 無双 Strong!」でスタート。
「赤いイヤホン」「ミラー・ミラー」と360度ステージならではの緊張感を情熱的で美しいパフォーマンスへと変えていく。
「次々続々」でのカウントダウンでは会場の注目を一気に集め武道館いっぱいにボルテージを満たしていった。
「今日は申し訳ないけど私が主役で行かせていただきます!」
MC では、リーダー・竹内朱莉の紹介から船木へとマイクが渡される。
「もう一生来ないと思ってた日がついに来たという気持ちがあるんですけれども、こうして皆さんと同じ空間でご一緒できることがすごく嬉しいです。
今まで卒業される先輩方は“皆が主役だよ”と言ってくださっていたんですが、今日は申し訳ないけど私が主役で行かせていただきます!」とコメディエンヌらしさも見せる船木。
さらに、新メンバー3人が呼び込まれてステージへと登場し観客の前にお披露目された。
「初めてのステージで緊張してますが、船木さんのご卒業ということで頑張りたいと思います!」と松本わかな。
「皆さんの心を掴むパフォーマンスをできるように頑張ります!」と為永幸音。
「大きなステージで緊張してしますが、船木さんの姿を目に焼き付けたいと思います!」と川名 凛が初めて直接観客へと声を届ける。
観客らに見守られながら3人がステージで初めて歌唱したのは「学級委員長」。
川村文乃と伊勢鈴蘭がバックダンサーとしてサポートするのを受けつつ、ひたむきに歌い上げた。
VTRを挟んだ後は船木と各メンバーが組んでの16分間にわたるメドレーブロックへ。
衣装チェンジした船木と竹内のペアによる「チョトマテクダサイ!」や同期の川村とペアでの「Uraha=Lover」など、観客席からのクラップが軽快に上がる中で船木選曲の8曲が次々と披露された。
締めくくりには新メンバー3人が先日歌唱動画を公開しTwitterトレンドにも入った楽曲「寒いね。」を船木と新メンバー3人でパフォーマンス。
フレッシュな新メンバー達と、3人を導くように船木が見せた巧みな歌唱に会場からは4人を讃える拍手があがっていた。