主演の浅野忠信
映画『幼な子われらに生まれ』の初日舞台あいさつが26日、東京都内で行われ、出演者の浅野忠信、田中麗奈、宮藤官九郎、南沙良、鎌田らい樹、新井美羽、三島有紀子監督が登壇した。
本作は、重松清氏の同名小説を映画化。バツイチ同士で結婚した信(浅野)は、一見良きパパを装いながらも、実際は妻・奈苗(田中)の連れ子とうまく行かず、悶々とした日々を過ごしていたが…というヒューマンドラマ。
浅野は、本作の脚本にほれ込んだ理由について「僕は割かし癖のある役が多い。あまり何も事件を起こさずに乗り切る役が少ないですから、まず事件を起こさない男というのをやりたかった」と笑いを交えながら説明した。
また「特に今40代。いろいろ経験させてもらってきたので、その自分が経験してきたことを素直にぶつけられる役をやりたかった。それを存分に注ぎ込める役が信だった。本を読んでこの役にほれたし、本当に面白かったので、これはやる以外ないなと思った」と出演の決め手について語った。
一方、劇中で元夫役の宮藤から暴力を受けるシーンを熱演した田中は「バイオレンスな宮藤さんと久々に再会して殴ったり、蹴ったりのDVを受けたんですが、その日、私は誕生日だったんです。5月22日の誕生日、とっても刺激的なのを頂きました」と冗談めかしてコメントした。
これには宮藤も「本当にすみませんでした」と気まずそうに笑い「スタッフさんが田中さんにケーキを用意して『おめでとうございます!』という雰囲気の中、俺は『このやろーっ』て…。“気持ちよかった”です」と告白した。
最後に、改めて本作で得たものを問われた浅野は「別に事件を起こさなくても演じ切れるなと。僕は宮藤さんが演じたような役が多かったので。普段はそんなに何も起きていませんから」と強調して、笑いを誘った。
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