小さい子どもにとって、おうちの中で遊ぶスペースや家族みんなで憩えるスペースが大切。2020年に挙がった家族の要望を受けて、2021年には行動してみるのもいいかも。
そこで今回は、住む人と住まいの専門家をつなぐ、家づくりとインテリアデザインのプラットフォーム「Houzz(ハウズ)」を提供するHouzz Japan 株式会社に、ウィズコロナで増えたおうちリフォームの傾向やトレンド、子どもが小さい家庭のリフォームのアイデアなどをお聞きしました。
ぜひヒントにしてみましょう!
ウィズコロナで増えたおうちリフォームの傾向
新型コロナウイルス感染症の感染拡大を受け、人々のマイホームリフォームへの考え方はどう変化したのでしょうか?
Houzzが2020年9月に実施したコロナ禍住宅市場調査の結果によると次のような特徴が得られたそうです。
1: テレワーク・エクササイズ・アウトドア空間の需要が高まる
まず特徴的だったのは、「テレワークができるスペースの需要が高まったこと」。さらに、「ジム・エクササイズができるスペース」や「アウトドア空間」が家の中で求められるようにもなりました。
2: 家での時間をより楽しむためのリフォームや模様替えの需要も増える
また「家での時間をより楽しむためのリフォームや模様替えの需要」も増え、家を楽しむために「リビング・ファミリールーム(42%)」「浴室・トイレ(39%)」「屋外スペース(34%)」「キッチン(32%)」の順で、「それらの空間を変更したい」と回答した人がいました。
3: 子どもがいる家庭では「屋外スペース」や「子ども専用の家庭学習・遊びスペース」を求める傾向
子どもがいる家庭では「屋外スペースの空間をより良くしたい」と回答している人が32.8%と、子どもがいない家庭で26.8%だったのと比べて多いのが目立っていました。
また、子どもがいる家庭では、「子ども専用の家庭学習・遊びスペースないことに困っている」と回答した人が11.8%いました。
コロナを受け、全体としては家の時間を充実させるためのスペースが求められるようになり、特に子育て家庭では子ども用のスペースや、家の中でアウトドアを楽しめるスペースを求める気持ちが高まったようです。
2021年はどうなる? ウィズコロナの家づくりのこれから
Houzzは、2020年中にHouzzユーザーに多く保存された写真やよく読まれた記事のデータ、海外のインテリアイベントで話題になったテーマなどを踏まえて、2021年に流行る家づくりのキーワードを発表しました。
1. さらに使いやすいホームオフィス
2. リラックスできるパーソナルスペース
3. 植物のある暮らし
4. 住まいと繋がる「外」スペース
5. 木をすっきりと取り入れる
6. 自宅のエクササイズスペース
7. 家を清潔に保つための工夫
8. 住む人自身にとっての本質的な心地よさ
出典:「Houzzから予測する2021年の住まいトレンド」
親の在宅勤務を効率化するためのスペースや、家族もしくは一人でリラックスできるスぺースなどのほか、ベランダやテラスなどの住まいとつながる外スペース、エクササイズスペースなどの需要が高まるようです。
さらに、家庭菜園や造園、玄関に手洗いコーナーを設ける工夫などもウィズコロナらしい傾向といえそうです。