子育て家庭の家づくりのアイディア

住まいをもっと心地良いものにしたい。今ある問題を解決したい。それぞれの家庭にはそれぞれの思いがあるでしょう。

そこでヒントとして、Houzzを利用して行われた子育て家庭の住まいづくりの事例をご紹介します。

木のぬくもりがあたたかな住まい

夫婦2人と、5歳と1歳の子ども2人の4人ファミリーの事例です。

賃貸物件が手狭になり、マイホームに住み替えるための家づくりをした夫婦は、木のぬくもりを大切にしたシンプルな住まいを選びました。

この住まいは、シンプルといえど、和モダンや北欧をミックスしたテイストが感じられる洗練されたデザインが特徴。木のぬくもりとともに、子どもがのびのびと暮らせる空間づくりは参考になります。

1階は賃貸用、2階と3階が居住用

Houzz | 荒木毅建築事務所 photo by sin163 photography / 湯原慎一郎

賃貸併用住宅として建設され、1階は賃貸用として、2階と3階は住居として作られています。

賃貸部分は、現在、珍しい種類のワインや日本酒などを取り扱う店舗となっているそうです。

キッチンまで木製!

Houzz | 荒木毅建築事務所 photo by sin163 photography / 湯原慎一郎

2階の居住空間は1階に比べると2、3階のスペースはコンパクトに作られています。

床や戸はもちろん、キッチンも木製でとても居心地が良さそうな空間です。

小上がりスペースは子どもの遊び場にも

Houzz | 荒木毅建築事務所 photo by sin163 photography / 湯原慎一郎

キッチンの前にある小上がりスペースは、夫婦が特に気に入っている場所。普段、パパが寝室として利用しています。

時に、子どもたちの遊び場として利用することもあったり、来客時には戸を閉め切ってゲストルームとしたりなど、多目的に活用しているそうです。

ママによると、戸を閉め切ったときにスギのいい香りが感じられ、とても気持ちがいいとか。子どもたちに木のいい香りをかがせてあげられるのは、貴重ですね。

大きなシェルフには子どもたちの絵本が

Houzz | 荒木毅建築事務所 photo by sin163 photography / 湯原慎一郎

階段とリビングとを隔てるのは、大きなシェルフ。子どもたちの絵本などが収納されていますが、テレワーク中は三段目にノートパソコンを置いて、大人のデスクとして活用することもあるそうです。

子育てと大人の暮らしがうまく融合し、木に包まれた子どもがのびのび暮らせそうな、子育てファミリーらしい家の一例でした。家づくりの参考になりますね。

子育て世帯のリフォーム、専門家選びのポイントは?

ところで、子育て家庭がマイホームをリフォームする際に、依頼する専門家はどんな人を選べばいいのでしょうか? やっぱり子育て経験者がいいのでしょうか? Houzzの担当者に、専門家選びのポイントを聞いてみました。

「専門家を探す際、子育ての経験者を見つけるのは実体験をもとにアドバイスしてくださるので、メリットになると思います。一方で、子育て経験は必須とはないと考えます」

1: まずは自分が好むスタイルと合う専門家を見つける

「何よりも重要なのは、その専門家がいかに施主のニーズに耳を傾け、その施主に合ったご提案をしてくれるかです。

ご自身に合う専門家を見つけるのは非常にむずかしいですが、まずは、ご自身が好むスタイルと合う専門家を見つけるところから始めるのをおすすめします」

2: 過去の事例写真をチェックする

「Houzzでは専門家のプロフィール内で『プロジェクト』から過去の事例写真を確認することができるようになっています。これにより、視覚的にご自身に合うか合わないか判断することが可能です」

3: 写真から専門家を選ぶ

「『写真を見る』から好きな画像を選び、そこから専門家のプロフィールを見て、その専門家について理解を深めていただくのもおすすめです。あとでスタイルが合わないことを回避することができます」

4: 打ち合わせを希望する

「最近はリモートで設計やインテリアの相談にのってくれる専門家も増えているので、お住まいのエリア外の専門家でも内容によってはお仕事を受けてくれる人もいるかもしれません。

ある程度気に入った専門家を見つけられたら、打ち合わせを希望してみてください。施主のライフスタイルや、どのように家族と家の中で接したいか、など具体的な質問をしてくれる専門家なら、きっと希望により近い提案をしてくれると思います。

専門家と良いコミュニケーションが取れることは家づくりの成功の秘訣です」

Houzzでは、最近、専門家のためのビジネスソフトウェア「Houzz Pro」の提供をスタートしました。

Houzz Proを利用すると、専門家はプロジェクトの進捗が一か所で管理できるようになり、リフォームする側としても「今どうなっているか?」が把握しやすくなったり、専門家と写真やファイルを共有できたりするため、専門家とのコミュニケーションがスムーズになるのだそう。

過去のやりとりの履歴も残るので安心。Houzzを利用してマイホームのリフォームを考えるなら、Houzz Proを使っている専門家を選ぶのもいいですね。

コロナによるステイホームでがらりと変わったおうち中の生活。

その生活スタイルの変化に合わせて、2021年は住みやすく、子育てしやすい家づくりを、前向きに考えてみるのもよいのではないでしょうか。

【取材協力】Houzz