その珈琲の名は「ブルボンポワントゥ」。
大航海時代、珈琲に魅せられたフランスの王、ルイ14世が命じた珈琲開発。
インド洋に浮かぶブルボン島で伝説の奇跡の豆が誕生します。
形も味もひときわ個性的だったこの豆はフランス宮廷や貴族の間で寵愛を受けました。
もてなしの達人と言われたルイ15世の時代もポンパドール婦人は宮中サロンで珈琲は欠かさず、人生を小説と美食に捧げた文豪バルザックは、ブルボンポワントゥを傍らに執筆したと言われています。
しかし1806年にこの島を襲ったサイクロンで沢山の樹を失い、栽培量は激減、
島の中心産業は珈琲栽培からさとうきび栽培へと移行していきました。
1942年の200キログラムという輸出記録を最後にブルボンポワントゥは姿を消しました。
その後愛飲家の間で語り継がれる幻の珈琲となったのです。
1990年、UCC上島珈琲がレユニオン島(ブルボン島)で、幻の珈琲の栽培に着手し、7年の歳月を調査や研究に費やし、2006年に復活させました。
そうして商業栽培までになったこの貴重な珈琲は年に一度だけ販売されています。
販売は珈琲の新年度が始まる10月1日(珈琲の日)からです。
上島珈琲では今年、発売5周年を記念して、ロココ調デザインの陶器で販売されます。
ブルボンポワントゥ 8.400円 限定500ヶ
UCC直営店や専用サイトにて販売。
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