激しいアクションを振り返った佐藤健

 映画『亜人』の完成披露試写会が4日、東京都内で行われ、出演者の佐藤健、綾野剛、玉山鉄二、城田優、千葉雄大、川栄李奈、山田裕貴、浜辺美波と本広克行監督、主題歌を担当したTHE ORAL CIGARETTESが舞台あいさつを行った。

 桜井画門氏の同名漫画を実写映画化した本作は、何度でも命をリセットできる、絶対に死なない新人類“亜人”同士の戦いを描く。

 舞台あいさつはTHE ORAL CIGARETTESによるシークレットライブで始まり、主題歌「BLACK MEMORY」をパフォーマンス中に佐藤もステージに登場して会場を盛り上げた。

 主人公・永井圭役の佐藤は「新鮮だったことだらけ。今までのアクション作品で見たことのあるアクションは1秒も要らないって気持ちで作らせていただきました」と自信をのぞかせ、「死なない者同士の戦いって、一歩間違えると茶番になる可能性もあって、意味のある戦いにしないといけない。そこが楽しかったし、一番気を使ったところです」と明かした。

 相手役の佐藤を演じた綾野は「佐藤健を追い込むのはなかなか楽しかったですよ。いい顔をするんですよ」と笑いを誘い、佐藤も「(綾野演じる)佐藤が最凶の悪い人なので、逃げてやられる側の芝居が多かった。高い所から落ちたり、とにかく痛い思いをして、撮影が終わったら2センチぐらい首が縮んでいました。こんな感じで」と首をすくめてみせて、過酷なアクションを振り返った。

 また、城田と川栄が劇中で披露する激しい戦いは“身長40センチ差のアクション”となっており、川栄は「ひたすら大きいなと思っていました」と苦笑。

 城田が「何より女性相手に殺陣をしないとけないのが…。同性相手なら遠慮をしなくていいというか、本番は思い切りやるからねという感じでやれるけど…」と気遣うと、佐藤と綾野が一斉に「思い切りやったの?」「最悪」「怖い」とちゃかした。

 映画は9月30日から全国東宝系でロードショー。