
今週末がバイウィークで本当によかった。3月13日・秩父宮ラグビー場にてキックオフを迎えた『ジャパンラグビー トップリーグ 2021』第4節・東芝ブレイブルーパス×サントリーサンゴリアスは、落雷の危険性からわずか12分で中断、1時間後に試合中止が決定した。だが翌週は試合が組まれていなかったため、そのまま3月20日(土・祝)にスライドすることが可能になったのだ。
両軍は戦術を見つめ直す時間と前半戦の疲れを癒す休日を失ったが、試合中止による引き分け扱いを避けることができた。本拠地を府中に置くライバル同士の対決だ。『トップリーグ』最多優勝5回を誇る名門同士の対戦でもある。東芝もサントリーも80分間で白黒つけられることを歓迎していることだろう。
対戦相手の力量の違いもあるが、サントリーは開幕3連勝、東芝は1勝2敗と好対照なスタートとなった。しかし、府中ダービーには戦力や戦況だけでは計れない何かがある。「サントリー(東芝)だけには絶対に負けたくない」という強い気持ちが選手たちを突き動かすのだ。
キックオフ48時間前に発表される両チームの試合登録メンバーは以下の通り。
【東芝】
1金寛泰、2橋本大吾、3知念雄、4梶川喬介、5小瀧尚弘、6リーチ マイケル、7マット・トッド、8山本浩輝、9小川高廣、10ジャック・ストラトン、11松延泰樹、12ジョニー・ファアウリ、13セタ・タマニバル、14ジョネ・ナイカブラ、15豊島翔平、16平田快笙、17三上正貴、18深村亮太、19サム・トムソン、20徳永祥尭、21高橋昴平、22巴山凌輔、23宇薄岳央
【サントリー】
1森川由起乙、2堀越康介、3垣永真之介、4トム・サベッジ、5ハリー・ホッキングス、6ツイ ヘンドリック、7小澤直輝、8テビタ・タタフ、9流大、10ボーデン・バレット、11テビタ・リー、12中村亮土、13サム・ケレビ、14中野将伍、15尾崎晟也、16中村駿太、17石原慎太郎、18中野幹、19飯野晃司、20ショーン・マクマーン、21齋藤直人、22田村煕、23塚本健太
サントリーは先週と全く同じメンバーとなり、東芝のリザーブにはFL・NO8の徳永共同主将が戻って来た。果たして、サントリーが勝利とともにボーナスポイントも手繰り寄せるのか、東芝が意地を見せて星を五分に戻すのか。仕切り直しの『トップリーグ』第4節・東芝×サントリーは3月20日(土・祝)・秩父宮ラグビー場にてキックオフ。また、同じく先週中止となったNECグリーンロケッツ×日野レッドドルフィンズは、3月21日(日)に場所を柏の葉公園総合競技場から秩父宮ラグビー場に移して行われる。東芝×サントリー、NEC×日野のチケットは本日3月18日(木)午後6時より一般発売。