帝国劇場2017年9月公演「ジャニーズ YOU&ME アイランド」初日公演前囲み取材が6日、東京都内の帝国劇場で行われ、出演するMr.KING、Prince、HiHi Jet、東京B少年、Love-tune、Travis Japanが出席した。

 ジャニー喜多川氏が作・構成・演出を手がけた本作は、ジャニーズJr.がメインキャストを張る初めての帝劇公演。2012年初演の「ジャニーズ・ワールド」から進化し続けてきた名場面「オリンピック」では、各グループが最新曲を引っさげて様々なパフォーマンスを披露した。

 初日公演を控えてMr.KINGの平野紫耀が「直前の今日まで変更があったので、それを修正しながら1カ月乗り切ろうかなと思います」と明かすと、変更のあったメンバーが複雑な表情を浮かべて挙手。永瀬廉が「いま手を挙げていた人は内心めっちゃ焦っています」、高橋海人も「毎年恒例なので慣れた。変更に対応しているときが一番ジャニーズしてるなって思います」と臆することなく笑わせた。

 各グループとも十分な稽古期間が取れないまま本番に臨むことになり、「オリンピック」で書道パフォーマンスを見せるPrinceの岸優太は「通し稽古で成長し、公演でも成長していきたい。(書く)文字は変わらないけど僕らの魂は毎回変わっていきます」と熱く意気込んだ。

 オリジナル曲でローラースケートを披露するHiHi Jetの井上瑞稀も「バンクという坂道を使った新しい技を見てほしい」と見どころを語り、ゲスト出演の玉森裕太や佐藤アツヒロなどとの競演に橋本涼は「さっき聞いて、ぶっちゃけかなり緊張しています」、井上は「偉大な先輩と滑れるのは楽しみ」と心境を語った。

 21人による圧巻のバトン競演については永瀬が「B少年の上達がめっちゃ早くて正直焦っています。ちょっとしか教わっていないのに早い」と成長著しい後輩に危機感も。今年の「ジャニーズ銀座」で加入したばかりの東京B少年・金指一世が「いつものコンサートと違って気が引き締まって、長い舞台だけど頑張っていきたいです」と立派に話すと、全員から温かい拍手が送られた。

 Travis Japanの宮近海斗は「タップダンスとステッキを使った演出はバーレスクのような世界観で、僕らがミュージカルをしているようになっています」とアピール。新曲「烈火」で殺陣を披露するLove-tuneの安井謙太郎は「ジャニーズ御家芸の、“龍を倒す”ってやつをやらせていただきます。ジャニーズで龍を倒すってあるあるじゃないですか。やっと倒せた」と喜びをあふれさせた。

 また、真田佑馬が「ジャニーズJr.だけに帝国劇場公演を任せてもらえること。平均年齢も若いけど、その重みや使命感はそれぞれが感じていると思う」と真剣な表情を見せると、平野も「ジャニーズJr.だけで帝国劇場でステージに立たせていただくのはすごいこと。一人ひとりが責任感を持って、期間は長いけど日々成長できる舞台にしていけたら」と並々ならぬ意気込みを語っていた。

 公演は帝国劇場で9月6日~30日に上演。