直撃インタビュー! 「従来の2.5次元とはまた違う発見がたくさんある作品に」

撮影:市村岬

――:本作の「お米の擬人化」という題材にまず、どんな印象をもたれましたか?

田村:びっくりでしたね。2.5次元の作品でも擬人化を題材にしたものは多いんですが、ついに食べ物の擬人化という「ここまで来たか」と思いました。

星乃:僕は擬人化の作品がそもそも初めてで「擬人化ってそもそもなんだろう?」と調べるところから始まりました。調べても「これは、お米なのか、人間なのか? むむ?」と難しいところだなと思いましたね。とはいえ、日本人なので馴染み深いお米を演じられるのはうれしいです。

健人:お話をいただいたときは、原作のアニメは未見だったので「お米の擬人化って、どんな格好をしているんだろう?」「見た目にお米要素はどこにあるのかな、かぶりものでお米っぽくなるのかな?」など妄想が膨らんでしまいました(笑)。けれど、実際に稽古が始まったら、演じている「陸稲米(おかぼまい)」に誇りをもって演じられるようになっていきました。

撮影:市村岬

――:それぞれ、役作りで苦労されたことは?

田村:ひのひかりはチーム内でもダンスが得意で、飛びぬけて元気な役なんですが、僕自身は常にはっちゃけているタイプではないので、それを得意にしていくのが大変でしたね。

演じる上では、元気なだけだと浮いてしまうところがあると思ったので、雑味を消して「ていねいに、でも誰よりも元気に」「ダンスが得意」というところを意識してパフォーマンスを磨いていきました。

星乃:ささにしきと僕は似ているところもあり、かけ離れてはいないので、役を演じる上で「この感情がわからない」ということはなかったんですが、ラブライスの関係性をそれぞれの役者やキャラクターの個性がある中でどうやって見せていくかが一番の課題でした。

いろいろなことをやって話し合って作り上げるのはもちろんですが、そこからまた一公演、一秒ずつでも仲が深まってアニメのラブライスを超えられる関係性になれたらという気持ちでやっています。

健人:原作のあるラブライスに対して、オリジナルキャラクターを演じるというところで、キャラの濃さで引けを取ってはだめだと思い、すごく頑張りました。あと、僕自身リーダーの役は初めてなので、どうチームを引っ張っていこうかというところで悩むこともありました。

とはいえ、チームのバランスや相性もすごくいいですし、全員全力で楽しんでいて、僕も楽しくネリカっています(笑)。

撮影:市村岬

――:今回の舞台の見どころはどのようなところでしょか?

田村:今回、村井雄さんが演出してくださっていて、キラキラしていて王道っぽいストーリーではあるんですが、表現方法が決してストレートではない変化球な村井さんらしい演出がふんだんに入っています。

各チームのよさを見せるシーンでも、それぞれ見せ方も違うので、従来の2.5次元とはまた違う発見がたくさんある作品になっていると思います。

星乃:今回の舞台はラブライスだけが原作のキャラで、他のキャラはオリジナル。原作のキャラよりもオリジナルキャラが多いというのは2.5次元舞台ではなかなかない比率だと思うので、このキャラクターたちで何が行われるのかを楽しみにしてもらいたいですね。

健人:ラブライス、ST☆RICE(スターリッス)、GAZEN BOYS(ガゼンボーイズ)3組のそれぞれ違う特色を持ったチームの、お米の心情や歴史を知ることができるのが面白いと思います。各チームの見どころもたくさんあるので、お客さんはお米のことを知っていても知らなくても楽しめると思います。