坂の中でも特に傾斜のきついエリアを「鬼坂」と呼ぶようだが、今回は、傾斜のある県立外語短大の入口付近から、傾斜のほとんどなくなる地点までを測定することに。
ふもとの傾斜の緩やかな所まで、距離は305メートル。検証のため3度、同じ道をゆっくりゆっくり下ってみたところ、かかった時間の平均は5分15秒だった。
なお、もっとも傾斜のきつい部分の勾配はおよそ11度。過去に調査した「横浜で一番急な坂はどこ?」シリーズで登場した坂に比べると、そんなに急とはいえない坂だ(「磯子区・金沢区編」を参照)。
周辺にはいくつも坂があり、実際、「鬼坂」よりも長い坂も散見するが、傾斜がきつく自転車で上り下りする時にかなりの苦労を要する「鬼坂」は、その中でも特に「長いと感じる坂」であると表現してもいいのではないだろうか。
近くのバス停にいらっしゃった近所に住む70代の女性は、「坂はなるべく避けるようにしています。ちょっと上るのは無理ですよね」と話してくれた。
取材を終えて
ちなみに、「夏色」のPVの中で自転車をこぐシーンで映っているのは、また別の坂。鎌倉にあるホテルの脇の道であると言われている。
そちらの坂の長さは279メートル。PVではブレーキをいっぱいに握りしめている様子はないが、一応いっぱいに握りしめて下ると、かかる時間は3回の平均値で6分18秒。傾斜が最大で7.5度程度なので、バランスさえ保てばかなりゆっくりゆっくり下ることができる。
今回、なにをもって「長い」となるのかよくわからなかったが、日常生活で坂を安全に上り下りする場合においては、モデル最有力候補の「鬼坂」は、それなりに「長い」と言っていいのではないだろうか。
ちょっと落ち込んだ気になるあの子の思いを聞いて、元気づけるためにどこかに連れて行くときには、印象に残るくらい「長い坂」と言えるだろう。
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