プラハマラソンとは?

そもそも『プラハマラソン』は、2016年5月に第22回を迎えるチェコのマラソン大会。プラハ歴史地区は世界遺産であり、まさに世界中からランナーが集まる人気のレースです。イベント冒頭にそのレース風景を映像で観せていただきましたが、日本人ランナーの姿も見られました。

しかし今回のサービス、この『プラハマラソン』に“デジタル”という言葉が加えられています。ITサービスが増える中、いったいどのようなサービスを提供しようというのでしょうか。

バーチャル×リアルで新たなランニングライフを提案

『プラハデジタルマラソン』は、バーチャルでありながらリアルを体験できる“ミックスリアル”なアプリケーションです。iPhoneやiPadにアプリをインストールすると、画面上にはプラハマラソンのコース風景が。その画面上に自分のアバターが表示され、トレッドミルでのランニングに合わせ、そのスピードでアバターがコース上を走ります。

つまりプラハ現地にいる人だけでなく、例えばニューヨークや日本にいながら、誰もがプラハマラソンのコースをバーチャルの世界で走れるということ。しかも自分だけでなく、仲間と一緒にアバターを表示させることもできるそうです。応援の方々までおり、なかなか臨場感がありますね。

東京マラソンをはじめとした大規模なマラソン大会で、必ず行われているEXPO。いつも目に留まるのは、コース映像を見ながらポイント解説してくれるブースでした。特に土地勘のない方、あるいは初参加の方にとっては、“事前にコースを見ておく”ことがレース攻略のキーとなっているのでしょう。

しかしこのアプリなら、自宅やスポーツジムで同じように試走ができます。こうした“地域差”を埋める手段としても、今後活躍が期待できそうです。