「内関」のツボで、吐き気を緩和

乗り物酔いなどの「気持ち悪い」という症状を緩和するツボの中で、誰もが利用しやすいのが手首の内側にある「内関(ないかん)」です。

手のひら側で手首の付け根から指3本分のところで、手首の真ん中にある2本のすじの間、ややへこんでいる部分が内関です。

肘側から内関のツボがあるすじの間に、指先をぐっと押し込むような感じで1回6~8秒×7回を目安に押します。

乗り物酔いの予防策として、車に乗る30分前ぐらいに米粒のような小粒のものを内関に当て、絆創膏で固定しておくという方法もあるそうですよ。

吐き気を抑える「内関」の場所

また、最近では、激しい動きや3D化が進むアミューズメントパークでの“アトラクション”も酔う条件が揃っており、せっかくの楽しい時間が台無しになることもあります。

子どもも大人も予防的にツボを刺激することで、「酔い」を伴う不快感を和らげられそうです。

ママの「つわり」の吐き気にも

平衡感覚を正常にし、胃の不快感や吐き気を和らげるツボ「内関」は、乗り物酔いだけでなく、食べ過ぎや飲み過ぎのむかつきや吐き気、ストレスによる食欲不振、二日酔い、さらには、つわりによる吐き気や嘔吐の症状緩和にも効果があると言われています。

薬が服用できない妊婦さんの「つわり」に

妊婦さんはつわりなどで気持ちが悪くても薬を飲めず、つらいことも多いもの。そんな時は内関のツボは消化器の働きを調整することで、つわりの症状の軽減に効果があります。

自分でツボ押しする場合は、1日4回、1回10~20分程度、腹式呼吸しながら息を吐くときに押し吸うときに力を抜くように押すと良いとされています。

ゲームの「3D酔い」に

子どもが夢中になるゲームにも、酔いのリスクがあります。

ゲーム映像がどんどんリアルになり、「3D酔い」「ゲーム酔い」と呼ばれる乗り物酔いのような症状が起きています。

原因ははっきりしていませんが、乗り物酔いと同様、視覚情報と平衡感覚のズレにより生じると考えられており、あくびや眠気、頭痛やめまい、吐き気、冷や汗などの症状が起きます。

そんな症状を緩和するのが内関のツボ押しです。eスポーツをサポートする日本eスポーツトレーナー協会でも、「ゲーム酔い」対策として内関のツボ押しを推奨しているそうです。

吐き気対策に「薬を飲まない」新提案

調査によると妊婦さんの7割以上は吐き気や不快感など、つわりの症状を体験したことがあるものの、妊娠中は薬が飲めないこともあり、結局は我慢しなくてはならない状況にありました。

それを解決してくれるのが、イギリスのシーバンド社が内関のツボ押しにより乗り物酔いやつわりの吐き気を止める治療法として開発した「Sea-Band®」です。日本では一般医療機器「スッキリバンド®」として発売されています。

「スッキリバンド®」は腕にはめるだけで、酔いの症状を緩和するツボ「内関」を押してくれます。

「スッキリバンド®」をつけておけば、自分でツボを押さなくても内関を押した状態を保ってくれるため、酔いやつわりなどの不快な症状を軽減できるという仕組みです。

スッキリバンド®ママ

現在、「スッキリバンド®」「スッキリバンド®キッズ」「スッキリバンド®ママ」の3種類が発売されており、薬の影響が気になる妊婦さんやお子さんも薬を飲まずに、乗り物酔い、つわり、ゲーム酔いなどの症状を和らげることができます。

欧米では、内関のツボ刺激(P6AS)は、手術、化学療法、妊娠および乗り物による悪心および嘔吐の治療として医療従事者により推奨されており、イギリスの王立医師会や国立医療技術評価機構(NICE)、イギリスの国民健康保険サービス(NHS)でも、制吐剤の補助や薬に代わる代替療法として位置づけられているということで、安心して使用できるのもいいですね!

気持ちが悪い時は薬に頼らず、「スッキリバンド®」。
誰でもいつでも、付けておくだけで「気持ち悪い」を和らげてくれます。
ぜひ、試してみてくださいね!

※体調等に合わせて、個人のご判断でご検討ください。

※記事中のグラフ調査概要
■実施時期:2021年2月15日(月)~2021年2月17日(水)
■調査手法:インターネット調査
■調査対象:調査①全国の20代〜50代男女11,792人
調査②全国の20代〜50代男女1,000人