「僕とは食の好みが違う彼女。それでも、性格が合うので三年ほど交際が続いています。

最初はお互いの好きなお店に出かけて一緒に味わうこともあったけれど、特に辛いものが好きな彼女は僕の好きな和食がどうしても苦手で、“無理させているな”と感じてからはやめました。

好みが違っても、「ふたりで楽しめるメニューがある」を基準にお店を探すのも楽しいし、ショッピングセンターのフードコートでそれぞれ好きなものを選ぶデートでも不満はないです。

自分の好きな和食を楽しんでほしい気持ちはあきらめたけど、それは彼女にとっても同じですよね。

最近は彼女の部屋で過ごすことが増えて、お互いが好きなものを作る楽しみもできました。

友人からは

『食べるもので好みが違うと大変じゃない?』

と聞かれるけど、いい意味であきらめたら喧嘩もないです。

それより性格などが合うので、そっちのほうを重視しています」(30歳/公務員)

 

あきらめたのは、好きなものを同じように楽しんでもらうこと。

でも、「合わないことにこだわるとほかの部分まで楽しくなくなる」というこちらの男性の言葉通り、いい意味で割り切ることができれば、交際に影響はありません。

一点だけの相違より、愛情を感じるところをしっかり見るのも大切ですね。

プロフィール:37歳で出産、1児の母。 これまで多くの女性の悩みを聞いてきた実績を活かし、 復縁や不倫など、恋愛系コラムライターとして活躍中。「幸せは自分で決める」がモットーです。ブログ:Parallel Line