「僕のほうは恋愛感情のような好意はあったけれど、向こうがずっと『あなたは男友達』と線を引いていて、交際までいかない友人がいました。

自分を拒絶されるようで、僕も『君は遊び相手だから』とあえて口にすることが多かったです。

ある年のクリスマス、見返りはないとわかっていたけど『贈りたいから』と彼女にプレゼントを渡したら、それがうれしかったらしくて『付き合ってみる?』と言われて。

交際することになってからは、なかなか手がつなげないし電話も緊張するし、関係が変わるとこうも気持ちが落ち着かないのかと、自分でも新鮮でしたね。

『“遊び相手”から抜け出すのって、難しいね』

と彼女が言うのを聞いて、ああこの子も僕と同じなんだなと思ったら、肩の力が抜けました。

進展はゆっくりですが、お互い持っている恋愛感情を大事にして付き合っていきたいですね」(28歳/営業)

新しい形を手に入れても、以前の“遊び相手”という意識を変えるにはふたりの努力が不可欠です。

以前と違って気持ちが上下するのはお互いさまと思えば、焦らず進めていく心構えも大切。

肝心なのは、好きだという気持ちをふたりで育てていく姿勢です。

プロフィール:37歳で出産、1児の母。 これまで多くの女性の悩みを聞いてきた実績を活かし、 復縁や不倫など、恋愛系コラムライターとして活躍中。「幸せは自分で決める」がモットーです。ブログ:Parallel Line