リモートワークや外出の自粛などでより健康に意識が向けられ、健康食はもはや美意識が高い人だけのものではなくなってきている。健康食ブームが続く昨今、度々耳にはするが実際どのようなものかわからない商品も多いのではないだろうか。そこで今回は気になる「オートミール」の食べ方や魅力について迫りたい。
トッピングは自由!牛乳と合わせて簡単新感覚スイーツの完成
オートミールとはオーツ麦(えん麦)という麦を加工したシリアル食品の一つ。食物繊維やビタミンB群、鉄分など栄養素を豊富に含んでいるため、腸活やダイエットなどで注目されている食品だ。今回、購入したのは「ホワイトオーツ」。500gで298円とコスパがよく、賞味期限は1年以上あるため初めて挑戦する人にもおすすめだ。試しに開封してすぐの状態で一口食べてみたが、香りや味はせず、食感はもそもそしていた。直接食べるのはやめたほうがよさそうだ。
というわけで商品に書かれた通り手を加えていく。今回は一人分約40gのオートミールを使って定番の牛乳を使った調理方法にチャレンジ。商品の裏には、水を加え3~5分煮ると記載されているが肝心の水の量の記載がない……。とりあえず後ほど牛乳を加えることも考え、まずは100mlで試してみる。すぐに火が通りぷつぷつと音を立て始めたので火を止め少し熱が冷めるのを待つ。
熱が冷めたら塩と砂糖をひとつまみ、牛乳を200ml投入。こちらも量は書いていないので筆者のさじ加減で入れてみた。ちょっと牛乳を入れすぎてひたひたになってしまったと思ったが、混ぜて食べるとまったく問題なし。というのも、水分を含むことで麦のもちもちとした食感が際立つように。さらに時々オーツ麦特有のぷちぷちとした歯ごたえがアクセントになり、新しい食感を楽しむことができた。麦特有の味わいと牛乳の相性も良い。ただし、このままでは若干味に物足りなさを感じる。
そこで今回はバナナとブルーベリー、はちみつを加えてみた。牛乳と小麦のやさしい味わいにフルーツの甘さがマッチ。ちょっとした食事にも、おやつやデザートにもなりそうな新感覚のメニューが完成した。パッケージには「お好みで、シロップ、フレッシュフルーツ、ココナッツ、デーツを加えるとおいしく召し上がれます」と記載があるためトッピングを変えて毎日の食事に取り入れるのもよさそうだ。
ダイエットや腸活に、主食にもなるオートミールのお粥
続いては、食事としても取り入れるべくおかゆを作ってみる。こちらも作り方は特に書いていないので我流で調理開始。オートミール40gに水300mlを投入し、少し沸騰するくらいまで温めた後、白だし大さじ1、醤油大さじ1/2、ごま適量を入れ最後にごま油を一周回しかける。
おかゆのようなとろみがおいしかったが、ちょっと調味料が濃すぎて塩味がきつかったので分量を半分くらいにしてもいいかもしれない。味わいはおかゆに近いが麦の歯ごたえがある分、食べ応えはオートミールのほうが勝る気がする。このまま具材なしでいただくのもおいしいが、のりや梅干し、温野菜などトッピングすれば食卓の主役にもなるだろう。
コスパも良く体にやさしく、おいしいオートミールの魅力をたっぷりと味わうことができた。クッキーやフライなどアレンジレシピも多くあるようなので、慣れてきたら難易度の高い調理にも挑戦していきたい。(エフェクト・霜越緑)
※記事中の価格は購入時もの