「去年の緊急事態宣言から、明らかにホテルに入りづらくなったと思います。

普段は空いていることが多い郊外のホテルも満室になっていたり、穴場だと思っていたビジネス街のホテルも常に埋まっていたり。

気軽に外で過ごせないからどうしてもホテルを頼るのですが、田舎のせいか数も少ないし、彼女を後部座席に乗せたまま一時間走るなんてザラで。

『思い切って中で待とうか』

と一度だけ彼女と待合スペースにいたことがありますが、そのときも次から次へとカップルが入ってきて、気まずくてたまりませんでした。

マスクをしているとはいえ、自分たちの知り合いが来て一緒にいるところを見られたら一発でアウトですよね……。

お互いに家は使えないのでどうしても外に行かないといけないし、ホテル以外で見られずに済む場所もなかなかないしで、ずっとストレスが続いています……」(男性/40歳/人事)

いわゆる「ホテル難民」の声は、コロナ禍で本当に増えました。

安心して過ごせる場所が少ない今は、不倫でないカップルにとってもホテルは貴重な行き先です。

“争奪戦”に加わるしかない不倫カップルですが、後ろめたい関係なら以前よりバレるリスクもいっそう身近になったといえます。