「新型コロナウイルス感染症が流行してから、

『外食もスーパーの買い物も感染が怖い』

と話す女友達がいます。

もちろん気持ちはわかるし怖いのは私も同じなのですが、困るのが対策に過剰なこと。

会うのは必ず彼女の部屋で、窓は全開でマスクは必須、お茶はあるけどお菓子などの食べ物はなし。

冬の寒いなか会いに行ったときも、暖房が効かない部屋で話すのはつらかったです……。

『お茶を飲んだらすぐマスクを顔に戻してね』

と先にLINEで言われたときは、“そこまでして会わなくてもいいや”と思ってしまいました。

彼女のことは好きだけど、これならLINEや電話でやり取りするほうがずっとマシです。

対策は人それぞれ、文句を言うことではないので、彼女のやり方は尊重するけど無理に合わせるのはやめました。

今は、LINEで写真や動画を送りあって楽しんでいます」(37歳/営業)

感染を防止するためにあれこれとルールを決めるのは、決して間違いではありません。

でも、それに付き合うかどうかは相手が決めることであり、窮屈さを覚えるような時間なら、会うことそのものが苦痛になる気持ちも考えたいですね。

お互いに無理のないコミュニケーションがあるのなら、それを楽しむ余裕を今は持ちたいものです。