―ちなみに肉料理に合わせる飲み物は何がいいんですか?

「赤ワインをガブガブ! でしょう。タンニンで口の中がさっぱりするし、赤ワインには胃液の分泌を良くして、消化を助ける働きがあると言われてるんですよね。ポリフェノールには抗酸化作用もあるし」

―確かに肉には赤が飲みたくなります。でも小石原さんは焼肉のときはマッコリですよね。

「ああいう発酵系も腸の活性化を促すからいいんです。エンドレスで飲みますねえ…。赤ワインもマッコリも、消化をよくするための肉食の国の知恵のような気がします」
 

 

―なるほど。ではここで、少し方向性を変えて「生姜風味のビーフ100%ハンバーグ 温野菜添え」にいきましょう。これは女性人気No.1とか。

(おもむろにソースの味見をして)
「けっこう、ショーガですね! これは女子は好きだし、逆に男の人は良さがわからないかもしれません。生姜特有の刺激がわざとらしくなく、上手に取り込まれていて、このソースはいいと思います」

―生姜は本当に女性は好きですよね。

「冷えが気になりますからね。私も好きです。ハンバーグの味はつくねっぽく感じるのはソースのせい? こちらもアッサリしていてすぐ食べられますね」

―そもそも肉といっても、大きく分けて牛、豚、鶏とありますが、小石原さんはどの肉が一番好きなんですか?

「鶏、牛、豚の順ですね」

―鶏が一番なんですね。

「心が折れかけている時は、鶏が食べたくなるんですよねぇ。鶏肉に慰めてほしい、シルキーな鶏肉に巻かれたい…。鶏肉は私の港……」

―小石原さん!