2008年に創設され、今回で13回目を迎えた「日本おもちゃ大賞」。現在、市場に出ている玩具や2021年10月末日までに発売を予定している玩具を対象に、35社306商品の応募の中から全7部門において大賞が選出されました。
今回から「ボーイズ・トイ部門」「ガールズ・トイ部門」が廃止され、新たにキャラクターを題材にした玩具が対象の「キャラクター・トイ部門」、子ども向けの優れた玩具が対象の「ベーシック・トイ部門」を新設。
さらには、「イノベイティブ・トイ部門」が、新しい発想や素材、技術などを取り入れた玩具が対象の「ネクスト・トイ部門」として生まれ変わりました。
そして、子どもの知育・教育に特に貢献する玩具が対象の「エデュケーショナル・トイ部門」、障害がある子どももそうでない子どもも「共に遊ぶ」ことができるための、様々な配慮が施された玩具が対象の「共遊玩具部門」、世代や性別を問わず楽しめる娯楽性の高い玩具が対象の「コミュニケーション・トイ部門」、大人が楽しめる玩具が対象の「ハイターゲット・トイ部門」の4部門を合わせた全7部門となります。
また、2020年4月から2021年3月までの販売実績が最も優れた商品に贈られる「ヒット・セールス賞」、過去の実績だけではなく、これからの期待値も含め玩具業界に貢献した商品があった場合に贈られる「特別賞」も合わせて発表されました。
「日本おもちゃ大賞2021」全7部門の受賞おもちゃ
それでは、各部門の大賞をご紹介していきましょう。
キャラクター・トイ部門
カメラもIN!マウスできせかえ!すみっコぐらしパソコン プレミアム(株式会社セガトイズ)
38商品の応募の中から大賞に選ばれたのは、株式会社セガトイズの「カメラもIN!マウスできせかえ!すみっコぐらしパソコン プレミアム」。
110アプリ183メニューで、さまざまな遊び方ができ、音声認識やインカメラでリモート遊びも可能。5種類のキャラクターのマウスカバーが付属しているなど、すみっコたちのかわいさも存分に楽しめます。
授賞式で担当者は、「リモートワークをしている親の姿を見て、パソコンに憧れた子どもたちにぜひ使ってほしい」と話していました。
ベーシック・トイ部門
シルバニアファミリー おしゃれにスタイリング!ビューティーヘアサロン(株式会社エポック社)
52商品の応募の中から大賞に選ばれたのは、株式会社エポック社の「シルバニアファミリー おしゃれにスタイリング!ビューティーヘアサロン」です。
こちらは、シルバニアファミリー31年の歴史の中で初となる“ヘアアレンジ遊び”ができる商品。
ポニーの女の子と2階建てのヘアサロンがセットになっていて、ブラシでヘアをとかしたり、アクセサリーでヘアアレンジを楽しんだりと、人形遊びの幅が広がりました。
また、ヘアサロンの中にはカウンターやシャンプー台などもあるので、まるで美容師になったかのような体験もできますよ。
エデュケーショナル・トイ部門
アンパンマン にほんご えいご 二語文も! あそぼう!しゃべろう! ことばずかんPremium(株式会社セガトイズ)
86商品の中から大賞に選ばれたのは、株式会社セガトイズの「アンパンマン にほんご えいご 二語文も! あそぼう!しゃべろう! ことばずかんPremium」。
ことばずかんシリーズの4代目となるこちらの商品は、4代連続での受賞となりました。
図鑑の絵をペンでタッチするだけで、キャラクターたちがことばを教えてくれ、さらにはスイッチを切り替えるだけで、日本語が英単語に。二語文に対応しているページでは、「えほん」という単語が「えほんをよむ」という二語文に切り替わります。
あまり遊んでいないページを教えてくれる機能などもあり、きちんと学びながら遊べる知育玩具となっています。