幼児食ってどんなもの?「homeal BOX」のメニュー例
実際、プロが作る理想の幼児食ってどんなもの?
カスタマイズ定期便「homeal BOX」のメニュー例から、参考になるメニューを教えていただきました!
1.「レバー入りミートボールのトマト煮」
沢田 「ぐんぐん成長する幼児期に、特に大切な栄養素のひとつとして血液のもととなる“鉄”があります。
鉄は赤血球のヘモグロビンの成分で体のすみずみまで酸素を運ぶ働きをするため、不足すると食欲がなくなったり疲れやすくなったりします。
レバーは鉄を多く含む代表的な食品ですが、家庭では調理が大変ですよね。
“レバー入りミートボールのトマト煮”は鶏レバーを牛豚ひき肉と合わせ、お子様に人気のメニューのミートボールにして優しい味わいのトマト煮込みに仕上げました。
離乳後に不足しがちな栄養素の鉄もしっかり意識してとりましょう」
2.「山形産だだちゃ豆入り卯の花のしっとり煮」
沢田 「幼児期には食事を“よく噛んで食べること”もしっかり身に付けたい習慣のひとつ。
噛むことで消化酵素がたくさん出て、栄養を効率良くとるだけでなく早食いを防ぎ、肥満の予防になる等、良い効果がたくさんあります。
“山形産だだちゃ豆入り卯の花のしっとり煮”は食物繊維やカルシウムなどの栄養素豊富なおからをごぼうや山形産のだだちゃ豆など、さまざまな食感の食材とともに卯の花にしました。しっかり噛むことで脳が刺激され、脳細胞の働きを活発にします。
また、顎が発達し歯並びが良くなるなどの効果も期待できるといわれています。できれば一口30回、よく噛む習慣を身に付けましょう」
3.「石巻寒サバ 味噌煮」
沢田 「青背の魚の脂肪にはDHA(ドコサヘキサエン酸)と呼ばれる脳神経の発育や機能の維持に使われる成分が豊富に含まれます。
そのため記憶力や学習能力の向上などに関わり、『DHAをとると頭がよくなる』などともいわれます。脳が発育する幼児期には積極的にとりたい食材のひとつ。
魚は肉に比べて調理に手間がかかり臭みや骨があって食べにくい食材ですが、“石巻寒サバ 味噌煮”は山形の丸大豆味噌を使用した特製ダレで長時間煮込んでいるので、やわらかく臭みもなく食べられます。
サバやイワシ、アジなどの魚類も積極的に献立に加えていくようにしましょう」
4.「秋鮭金ごまふりかけ」
沢田 「時間がない朝食時のご飯のお供やおやつのおにぎりに混ぜたりなど、冷凍で必要な分だけ手軽に使えるお魚ふりかけです。
鮭はDHAなどの成分も豊富ですが幼児期に鉄と並んで不足しがちな栄養素の“カルシウム”の吸収を助けるビタミンDも多く含む食材です。
成長を支える強い骨をつくるにはカルシウムと同時にビタミンDをしっかりとることも大切です。ビタミンDはカルシウムと一緒にとることで吸収効率が高まるので、鮭おにぎりにカットしたプロセスチーズなど加えると1品でボリュームアップし、効率のよい栄養素摂取が期待できます。
ゴマの特有の栄養素は免疫力をアップさせ、金ゴマの風味と旨味は食欲をそそります」
幼児食の栄養バランスの取り方や食事の作り方、具体例としてのメニューを教えていただきました。ぜひ参考にしてみてくださいね。
【取材協力】
homeal
親子で一緒に食べられる幼児食専門ブランド。幼児食診断で子どもにカスタマイズされた定期BOXを届けてくれる。