ディズニー実写映画最新作『ジャングル・クルーズ』が、2021年7月29日(木)映画館 & 7月30日(金)ディズニープラス プレミア アクセス公開されます。
完成披露試写会で鑑賞したライターが、ネタバレなしでレビュー!
ただただ楽しい映画が誕生!
予告編でもその片鱗を見せていますが、難しいことを考えず、ただ観ていてとにかく楽しい映画です。
ディズニーランドのアトラクション「ジャングルクルーズ」から誕生した映画『ジャングル・クルーズ』。
「ジャングルクルーズ」といえば、自然あふれるジャングルの河を巡りながら、スキッパー(船長)の楽しいお喋りを聞くのが楽しいアトラクション。
映画もその良さを引き継ぎ、壮大なジャングルの世界観の中でアクションに笑いにたっぷり楽しめる2時間のエンターテイメントに仕上がっています。
最近ありがちな深いストーリーや考えさせられるメッセージなど気にせず、ただ楽しめる普遍的な物語は、アトラクション同様に長年愛されることでしょう。
映画館の大画面がおすすめです。
アトラクションから生まれた実写映画
実在するアトラクションから誕生した映画ということで、ワールドプレミアはディズニーランド・パークで行われました。
本来2020年公開の予定が延期されてしまいましたが、他の映画より延期幅の大きな「1年延期」となったのは、ディズニーランドが運営再開してから映画を楽しんでほしいという思いがあったと言われるほどです。
ディズニーランドのアトラクションから誕生した映画の中でも、『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズは、「カリブの海賊」からインスピレーションを受けたような内容です(後にアトラクションに映画のキャラクターを逆輸入)。
一方、『ジャングル・クルーズ』では、ストーリーはアトラクションと映画で全く異なりますが、アトラクションの要素をパロディのように取り込んでいます。
予告編でも見られるシーンですが、アトラクションで有名なカバや滝は、映画ではフランク船長による“作り物”として、観光客に見せているもの。
ディズニーランドのアトラクションをメタ的に取り込んで実写化されています。
アトラクションをよく知っていればわかるような小ネタが隠されていたり、物語の中盤になってアトラクションのネタが出てきたり、ここにもか!という「ジャングルクルーズ」要素も楽しめます。
アトラクション「ジャングルクルーズ」の醍醐味はスキッパーですが、映画でフランク船長を演じるのは『モアナと伝説の海』でマウイを演じたドウェイン・ジョンソン。
強そうで親しみもあり、キャラクター的。
ジャングルで不測の事態があってもなんとかしてくれそう感があります。
そしてやっぱり、“作り物”の観光クルーズとはスケールの違う大冒険に巻き込まれていきます。