■ガツガツしない婚活なら『frigg』
3つ目は、「真剣に結婚を考える方のためのソーシャル婚活サービス」の『frigg』。
特徴は、ユーザーへ数多くの質問に回答してもらい、その回答結果から浮かび上がる趣味や興味を元に、同じ嗜好を持った人同士をより的確に結びつける<テイストグラフ>。会員登録時に、身長や出身地といった基本的なデータも含め、150もの質問に答えてもらうことで、マッチングの精度を高めているのです。回答はあとで変更することも可能で、必須項目でなければ回答せずとも利用できます。
プロフィール登録と、質問への回答が終わると、1日に1人、回答を元にマッチングされた他のユーザーが、日曜祝日にかかわらず、淡々と正午に1人ずつ紹介されます。その代わり、プロフィールや顔写真を元に他のユーザーを検索する機能はありません。たくさん質問に答えて、とにかく待ちます。出会いを積極的に探すというより、どちらかと言えば「白馬に乗った王子様が目の前にさっそうと現れる」とか「パンをくわえて『遅刻遅刻~』と走る女の子と出合い頭でぶつかるのを待つ」ような気分ですね。
紹介された相手とは、紹介された翌日の12時まで、つまり24時間の間だけメッセージを送れます。万が一、紹介を見逃しても、趣味や嗜好がマッチングした相手ならば、再び紹介されることも。良縁を授かるのには、やはり“辛抱”と“タイミング”が大事なのかもしれません。
メッセージの送信には、プレミアムサービスへの登録が必要で、女性は、身分証明書の写しを送付すると無料で利用可能(またはクレジットカードで100円を支払えば証明書の写しは不要)。男性は30日で980円/90日で2700円/180日で4800円、の3プランから選べます。さらに1ヵ月あたり5人以上へメッセージを送る場合には、コンタクトチケットの追加購入が必要です。
今回紹介した3つの有料サービスに共通するのは、Facebookやアンケートを元に、マッチングの精度を高めて、より確実な出会いを提供している点と言えます。男女の関係は、効率やシステムでは計りきれないものではありますが、このようなサービスを使うことで、「お互いの情報をあらかじめ知っておけば防げる失恋」が減って、無駄に傷心せずに済むかもしれませんね。