NOMURA 野村證券ミュージカルシアター JR東日本四季劇場[春]にて上演中の、ディズニー最新ミュージカル『アナと雪の女王』。
実は日本語のミュージカルに少し苦手意識を持っていた筆者でしたが、本公演はもう、圧巻の一言!
すぐにでも2回目を鑑賞したいし、1人で劇場に行くのはドキドキ…なんて人も、全く問題なし!
『アナと雪の女王』が大好きなら絶対に後悔させない、観に行きたくなる理由5つをじっくり解説します。
1. 日本語の台詞回しも違和感なし!
筆者が日本語のミュージカルに苦手意識を持っていた、大きな理由がこれ。
偏見かもしれませんが、どうにも舞台用と言うか、ハキハキし過ぎな感じがわざとらしく聞こえてしまい、不自然に感じてしまっていたんです。
「実際そんなカクカク喋る人いないでしょ…」と、思ってしまっていたのですが、劇団四季の『アナと雪の女王』では、全く気にならず。
もちろん舞台の後ろまで聞こえるように、はっきりした発声ではあるのですが、なめらかで自然な感じでとても耳心地が良く、最後までしっかり楽しめました。
ストーリーをきちんと追う上でも、台詞回しに違和感を覚えないと言うのは、とても大事なことですよね!
2. 本場ブロードウェイそのもの! 豪華な衣装や舞台装置
ひねくれ者の筆者、ミュージカルや舞台は本場のNYブロードウェイ版こそが至高で、日本語になった時点で劣化だと思っていました。
観賞を終えた今、そんなことをのたまっていた過去の自分を張っ倒してやりたいですが、「なんだかなー」感が拭えなかったんですよね。
劇団四季の『アナと雪の女王』は、もちろんスタッフ陣もNYブロードウェイ組が携わっていますし、きらびやかな衣装、魔法のような特殊効果、場面ごとに凝った舞台セットなど、NYブロードウェイ版と同じデザインのものを見ることが出来ます。
日本語で理解もしやすく、新たな日本人キャストで演じられるワクワクもプラスされ、衣装やセットは本場と同じものなんて、今思えばこんなに豪華な事ってないですよね。
NYではコロナ禍のあおりを受け、公演半ばで興行が終了してしまったので、日本にいながら素晴らしい舞台版『アナと雪の女王』がまた楽しめるなんて、幸せの極みだと思うんです。
3. 日本版キャストが素晴らしい!
NYブロードウェイ版の歌唱シーン映像を何回も見て、いつか絶対に観に行きたいと恋焦がれていた筆者。
向こうの俳優さんって、歌唱力はもちろん肺活量というか、声量が凄まじいんですよね。体も大きいですし。
『アナと雪の女王』に登場する、誰もが知る名曲「ありのままで」、「生まれて初めて」なんて、本当に難しい楽曲だと思うんです。
当初は正直、体の小さな日本人キャストに、あの難曲を歌い上げられる人材がいるのか…? と、不安になったほど。
ですが、蓋を開けてみれば映画吹き替え版の松たか子さん、神田沙也加さん両氏の歌唱が素晴らしかったので、舞台版にも大きな期待を寄せていました。
歌唱力が素晴らしいなんてことはもう大前提ですが、なんというかキャラクターがエルサ、アナそのもので、キャスティングの素晴らしさに感激!
エルサ、アナは北欧のキャラクターですが、日本人の俳優さんが演じていても違和感どころか、キャラクターそのものをますます昇華させてくれた感じ。
演技もさることながら、歌唱シーンはもう、全楽曲で大号泣でした。素晴らしかったです。