【ディズニー】最新アニメは「魔法×ミュージカル」♪ “特別じゃない”新ヒロインが、新時代を告げる（2/2）

ディズニー長編アニメーション最新作『ミラベルと魔法だらけの家』が、2021年11月26日（金）より映画館にて公開されます。主人公のミラベルは、“特別じゃないことが特別”というキャラクター。ディズニーの新たなヒロイン像はどうなるのでしょうか。

新ヒロインは“魔法がない”

様々な魔法のギフトを持つ家族の中で、唯一特別な力を持たないのが、主人公のミラベルです。

『アナと雪の女王』のエルサやアナ、『ズートピア』のジュディなど、世界中に多くのファンを抱えるディズニーのヒロインたち。

彼女たちは、自らの運命に立ち向かう勇敢な姿で、観る人全てに勇気と希望を与え続けてきました。

新ヒロインとなるミラベルは、自分だけ魔法を持たない人物。

一人魔法の力を持つことを恐れていたエルサの真逆のような存在です。

監督・脚本を務めたジャレド・ブッシュが、「この家族の価値観は、授かった才能と強く結びついています」というように、授かった魔法のギフトを周囲に還元しながら生きるのがこの家族の当たり前。

そんな環境下で暮らすミラベルの目には、自分にはない才能を持つ家族たちが、自分より優れているように映ってしまいます。

さらにブッシュ監督は、「彼女は、特別な力をもった人ばかりの家族の中にいる、ごく普通の少女です。自分の周りはスーパースターばかりだと感じたことがある人はたくさんいるでしょう…自分のことが小さく見えて、自分よりも大きなことや良いことをやっている人物にばかり目が行ってしまう。そのように誰もが共感できるキャラクターがミラベルなのです」と説明。

これまでのヒロインには無かった本質を兼ね備え、さらにディズニーのヒロインらしい等身大の魅力を持ち合わせているキャラクターであると語っています。

なぜミラベルには“魔法”が与えられなかったのか、そもそも“魔法”とは何なのか?

“特別じゃないことが特別”であるミラベルの姿は、ディズニーの新たなヒロイン像を見せてくれそうです。