「彼女の見た目はややふっくらしており、細身の女性が好きな僕からすると正直好みではありませんでした。彼女からアプローチされ、僕もちょうど彼女がいなかったのでなんとなく受け入れることに。

しかし、とても聞き上手……というか、どんな時も僕の長話を嫌な発言ひとつせず、きちんと聞いてくれるんです。

ある日、彼女から『もう〇〇君の話を聞くのがしんどいから、ちょっと距離を置きたい』といわれ、連絡の取れない日があって、その時はじめて僕は彼女のありがたみを知りました。

連絡が取れなくなったと同時に、彼女と話が出来なくなることがすごく寂しかったんです。

そもそも僕は自分大好き人間で、自分の話をするのが多いのですが、そういえば彼女の話を聞こうとしたことは一度もなかったように思います。

離れた時に、彼女のことがもっと知りたいと思うようになり、僕から『もう一度戻りたい』と伝え、復縁しました。今では、ちゃんと彼女の話も聞くようにして、対等な関係が築けていると思います」(34歳/営業)

おしゃべりが好きなタイプの男性は、静かに話を聞いてくれる女性に惹かれる傾向があるように思います。

この男性の場合も、どんな時も自分の話を嫌な顔せずに聞いてくれる懐の広さに惹かれていったのでしょう。また、一度離れたことでより相手の良さを再確認したのでしょう。

もしおしゃべり好きな男性に好意を抱いているならば、こちらのエピソードに登場した女性のように聞き役に徹することでかけがえのない存在になれるのかもしれません。