『エターナルズ』撮影風景 リチャード・マッデン(左)とクロエ・ジャオ監督 (c)Marvel Studios 2021

 全国公開中の『エターナルズ』について、クロエ・ジャオ監督やキャスト陣が語る特別映像が解禁となった。

 解禁された映像は、マーベル社のケビン・ファイギ社長のコメントから始まる。ファイギ社長は「『アベンジャーズ』の次のフェーズの方向性を考えたとき、それを映画化できる監督がいた。人間性や壮大な自然を撮れるのは、オスカー受賞監督のクロエ・ジャオだけ」と、彼女を監督に抜てきした理由を語る。

 監督であると同時にファンとして本作に参加したというジャオ監督は「この映画に対する私のビジョンは壮大さと親密さを描くことと、それを共存させること。難しい挑戦だったけど楽しかった。この映画には、いろいろな要素がある。SFもあるし、家族ドラマも見られる。エターナルズは人間の形成に深く関わっているし、その逆もいえる」と語った。

 また、「セルシのいるバビロンやキンゴのいるアマゾンなど、キャラクターがいる背景も工夫した」と語り、グリーンバックでの撮影をなるべく控え、実際に足を運ぶロケーション撮影にこだわったことを明かした。

 ジャオ監督は「大スクリーンで詳細まで見てほしい。パワーやデザインをね。壮大な旅を体験できるはず」と胸を張る。

 そんなジャオ監督について、ファストスを演じたブライアン・タイリー・ヘンリーは「彼女は全てを把握している」、マッカリを演じたローレン・リドロフは「クロエには先見の明がある。大スクリーンで確認してみて」と語る。

 キンゴを演じたクメイル・ナンジアニは「クロエは実用的なセットにもこだわった」と語り、セルシを演じたジェンマ・チャンは「風景を見ると映画を見る目が変わる」と語った。

 そして、これまで多くの大ヒット映画に関わってきた、セナ役のアンジェリーナ・ジョリーも「壮大な映画よ。大規模な新世界を体験できるの」と本作のスケールの大きさを絶賛した。

 こうした、スタッフやキャスト陣の貴重なコメントに併せ、大迫力の本編映像や、ジャオ監督とキャストとの仲むつまじい撮影風景、さらにアクションシーンの裏側まで映し出された、豪華な特別映像となっている。

(構成/田中雄二)

https://youtu.be/OXu8rOuobUA