寝食も忘れるほどに仕事に奮闘し、就寝するのは「丑三つ(うしみつ)時」、そんな女性、周りにいませんか? 彼女たちはひと昔前の「キャリアウーマン」とは違い、女性としてのしなやかさも忘れず、美や健康にも気を遣って日々を楽しんでいるのが特徴。そんな「うしみつ姫」といま呼ばれる彼女たちの実態をレポートしてみたいと思います。
■「うしみつ時」まで起きてがんばる女子、「うしみつ姫」って?
うしみつ姫が輝きだすのは21時を過ぎて、疲れもテンションもマックスのころ。
「仕事に追われているんじゃなくって、仕事にたくさんめぐまれているのよ!」
そう言いながら真夜中にポンときた仕事のメールを昼間のノリで、「お世話になっております」と目にも止まらぬ早さでサクサク打ち返す。明日やればいいじゃないかという周囲の助言を尻目に、「だって早く返信したほうが物事早く進むじゃない」と責任感と現実の間で、明日の仕事がもっと楽になり、そして明日をより充実させるために、ギリギリまでせっせと仕事に励むのです。
その仕事への情熱ゆえ、毎日寝るのは結局「うしみつ時」。妥協という言葉を知らない彼女らは、自ら努力して生み出した時間さえ、さらによい仕事をするための時間にあててしまうため、のんびり過ごす時間などはほとんどないのが現状です。
■慢性寝不足が悩みの種! それでも毎日充実の「うしみつ姫」の実態とは
「女性としての幸せ、感じてます!」
仕事に関して、脅威的パフォーマンスを見せるうしみつ姫たち。
しかしそこで生じるのは、「女性としての幸せは感じているの?」という疑問です。
まあ、聞くまでもないのですが、答えは「イエス!」。うしみつ姫にとってやりがいのある仕事を持っていること自体が、何事にも変え難い「最高の幸せ」なのです。
「プライベートは合理的。困ったことの対処法なら経験値を駆使してカバー!」
寝不足でちょっと辛かったらコーヒー飲んどきゃいい。さらに頭痛だったら常備している市販薬飲めばいい。
電車で立ちながら寝ることもお手のもの。10分真剣に目を閉じるだけで半分くらい疲れが取れちゃう。
朝はとにかく時間との勝負。朝シャワーしながら今日着る服のコーディネートと仕事の段取りを効率よく考えて、一分たりとも朝の時間をムダにしない。
お化粧の時間があまりにもなかったら、ファンデの次の優先順位はアイラインとチーク。最終手段は、まゆだけ描いてマスクしてGO。
夜は疲れてたまに化粧を落とさないで寝ちゃうけど、肌が強いんだか何なのか、「◯◯さんていつも肌キレイですよね~」、と後輩たちにほめられる。肌もその人に順応してきちゃうのかしらと自分でも感心しきり。
でもたまに思うんです。
こんな戦闘モードで仕事し続けていたら、男性ホルモン過多になってしまうかも、と。
そうならないように、日常に対処法をさりげなく組み込んでいるところもあくまで前向きな姫らしい発想です。