「僕は自分に自信がなく、それまでまともに女性と恋愛したことがなかったのですが、いま付き合っている女性はサークルで気が合い自然と関係が進みました。
彼女は僕と似ておとなしい性格で、言葉遣いも丁寧だし優しいところが好きで、いつも僕の気持ちを先回して動いてくれることに甘えていました。
ある日、『たまにはあなたからもデートに誘ってほしい』と言われ、約束も彼女任せにしていた自分を反省しましたが、疲れた様子の彼女を見るとなぜか反発する気持ちが湧いて『好きならどっちが誘っても良くない?』と返してしまいました。
彼女はため息をついて『いつも私が日もお店も決めて、たまには甘えたいって思うのはいけないの?』と呆れたように言い、それからLINEのメッセージも電話も無視されるように。
僕が言ったことは間違ってないと思うし、提案をしなかった僕も悪いけど経験がないのだから誘い方がわからなかったという理由もあるし、彼女の心が狭いのだなと感じます。
また失敗した……と思うと卑屈な気持ちになるので、なるべく彼女のことは考えないようにしたいのですが、楽しかった記憶や恥ずかしそうに笑う彼女の顔などが頭から消えなくて、うんざりしますね。
『お互いに謝るべきだ』と思っても、拒絶されるのが怖いので連絡ができないままです。
いつまでこんな状態なのか、どうして僕をこんなに苦しめるのだろう、と彼女のことを考えると悲しくなります」(男性/43歳/土木)
自信がない、経験がないからわからない、それならどうしてみずから知ろうとしないのか、関係を彼女任せにするままでは事態は何も改善されません。
恋人を責める前に、なぜ彼女は不満を伝えてきたのか、また自分の言葉を聞いて彼女はどう思ったのか、相手の気持ちを想像することが必須。
幸せなお付き合いをしたいのなら、衝突を相手のせいにするのではなく対等な目線で話し合う姿勢が欠かせないといえます。