「恋愛感情はあるのですが、年収の低さや生活リズムの違いなどが気になっていまいち先に進む気が起こらない男友達と、体の関係を持っていました。
彼も私に好意を持っているのはわかっていて、都合がいいけど『とりあえず私の元に留めておきたい』と思っていたのは否定できません。
彼が病気で入院して三ヶ月ほど会えないときがあり、コロナ禍でお見舞いも禁止されていたのでLINEでやり取りをしていましたが、“会わない前提“での会話って何だか他人行儀で、あまり盛り上がらなかったですね……。
退院した彼から『体調も元通りになった。いつでも会えるよ』と連絡をもらったとき、うれしかったけどどこかで会うのを億劫に感じる自分がいて、もう好きじゃなくなったのかもと思いました。
彼がホテルに誘ってくれて、行くだけ行こうと思い待ち合わせ場所で会ったら、なぜか緊張してしまい。
肌を合わせるのは久しぶりで恥ずかしさもあり、でも彼のほうが元気いっぱいに腕を伸ばしてくるのでドキドキしていました。
以前のように冗談を言ったり軽口を叩いたりができず、気がついたのは『億劫に感じたのは寂しさだったのかも』ということです。
会えるのが当たり前だったけどできなくなって、その未練を感じたくなくて逃げていたのかもしれません。
改めてまた一緒にいられるようになり、会話もLINEと違い盛り上がって、『やっぱり好きだな』と思いました。
これからどうなるかわからないけど、彼との時間を大事にしたいです」(女性/35歳/インストラクター)
一緒にいたいと素直に認められず、寂しさを感じる自分を否定するから会うことを遠ざけます。億劫なのは、「会いたい」の裏返しなのですね。
本当に面倒なら、緊張することも彼の姿に戸惑うこともありません。
しばらく会わなかったことで心に変化が起こり、この動揺が愛情の壁を取り払うきっかけになればいいなと思います。