第7回演奏会よりショーケース (c)Hikaru.☆

芸劇オーケストラ・アカデミー・フォー・ウインドの第8回演奏会が、2月8日(火)〜10日(木)の3日間にわたって開催される。

芸劇オーケストラ・アカデミー・フォー・ウインドとは、東京芸術劇場が2014年度から実施する、プロフェッショナル管打楽器奏者のレベルアップを目的として、若手演奏家を育成する事業。2021年度より、芸劇ウインド・オーケストラ・アカデミーから改称された。

在籍するアカデミー生は、主に全国の音楽大学を卒業した精鋭の若手演奏家たちだ。アカデミーでは、国内外のクラシック音楽界をリードする音楽家たちが講師となって実践的で高度なレッスンを展開。さらに講師が活躍する現場ならではの知見を与えるキャリアアップゼミに加え、様々な編成でアンサンブルを組んだ、アカデミー生による東京芸術劇場の内外での演奏活動など、多彩なプログラムで次世代の管打楽器奏者を育成している。

その1年のプログラムの集大成として行われるのが、毎年期末に開催される演奏会。2月8日、9日の2日間では、3月で卒団を迎える第6期生6名がショーケースに登場、昨年度からスタートした卒団生によるショーケースでは、アカデミー生が1人30分のプログラムを披露しする。出演するアカデミー生たちは、選曲だけでなく、共演者や演出プランなどもみずから企画。彼らが30分という限られた時間の中で、いかにアカデミーでの3年間の学びを凝縮し、自分の個性を存分に生かしたパフォーマンスを行うのか楽しみにしてほしい。

また最終日の10日は、ミュージック・アドヴァイザーの福川伸陽(ホルン)をはじめとする講師陣と、多数のアカデミー生が共演。芸劇オーケストラ・アカデミー・フォー・ウインドでは、アンサンブルを重視してレッスンを展開し、伊藤悠貴(チェロ)、岡田奏(ピアノ)など管打楽器以外の講師も出演する。

1年間の研鑽の成果を、アカデミー生と講師陣が特別にアンサンブルを組んで披露するこの演奏会。将来の日本クラシック音楽界をになう、若きアカデミー生たちの熱い演奏に乞うご期待。

■公演概要
「芸劇オーケストラ・アカデミー・フォー・ウインド第8回演奏会 」
2月8日(火) 19時開演(18時30分開場)
2月9日(水) 19時開演(18時30分開場)
2月10日(木)15時開演(14時30分開場)
会場:東京芸術劇場 シアターイースト (東京都)