「会社の後輩と不倫していましたが、会う回数を増やせとか休日にもっと時間を作れとか、ちょっと重たくなってきたのでそろそろ潮時かな……と思っていました。

会社では不倫していることなどまったく出さずに過ごすけど、退社後からはじまるLINEの連投がつらく、少しずつ返信を遅らせて“別れたいムード”を出していましたね。

ある日、彼女から『別れてください』とメッセージが届き、思い通りになったと正直ホッとしました。

未読・既読スルーの僕にあれこれ文句を言っていたし、申し訳ないとは思ったけれど、やっぱり『暴走されたらどうしよう』と不安になりながらの不倫は無理だと思いましたね……。

それからは会社で会っても挨拶くらいで何事もなく過ごしていましたが、ある日部下の男性から聞いたのは、彼女が俺より役職が上の上司と付き合っていること。

『何でも不倫で苦しんでいるときに助けてくれたらしいです』と部下が口にしたとき、それって俺のことか!? と背筋が寒くなりました。

その上司は独身で、俺にLINEでメッセージを送りながらそっちとも仲良くしていたのかと想像すると、ショックを受けるやら腹が立つやら……。

でも、不倫相手だった俺が何かを言うことは絶対にできず、今も彼女を見かけるたびにモヤモヤするし、俺との関係をばらしていないかと不安になります。

まさかこんな展開になるなんて、思っていませんでした……」(男性/40歳/営業)

別れた後で別の男性とお付き合いしていると知るのは少なからず心が騒ぐものですが、同じ社内の人間でありしかも独身の男性とわかると、「水面下で動いていたこと」を想像して苦しくなります。

それでも、不倫である以上は堂々と文句を言うこともできず、彼女の選択に“ケチ”をつけることなど不可能です。

不誠実なことをしていれば、いずれ苦い思いをすると心得たいですね。