「高校生になる一人っ子の娘がいます。一人っ子の親の苦労は子どもの年齢によって変化する気がしますね。
娘はとても内向的で友達も多くなく、小学生の頃までは『ママと一緒がいい』と家で遊ぶのも、お出かけするのも、カラオケに行くのも何でもかんでも私や夫とやりたがりました。
当時はろくに自分の時間を持てずに『もう、1人で遊ぶか友達と遊んでよ〜』と思っていましたね。一人っ子は親が遊んであげないといけないから大変と聞くけれど、これほどまでかと。
しかし、中学生になって気の合う友達ができると徐々に親離れしていって、高校生になった今では『部活の皆とご飯食べてくる』『彼氏の家で遊んでから帰るね!』などと、家にいる時間が断然少なくなってしまいました……。
これが普通なんでしょうけど、小さい頃の娘を思い出すとむしろ私と夫の方が心の中で子離れできずに苦労しています。
『こんなに寂しいなら、もう1人くらい産んでおけば良かったね』なんて夫と冗談で話しています」(建設会社経理/53歳)
一人っ子の育児は、きょうだいの育児よりもわずかながら短い期間で終わってしまいます。
一人っ子ならではの大変さを感じる期間があっという間に終わってしまい、親の方がその時の流れについていけず子離れできなくて大変、というパターンはままあるようです。
子どもが成長したらしたで、意外な苦労があるのですね。
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