「サントリーホール チェンバーミュージック・ガーデン2022」が6月4日(土)から19日(日)にかけて、ブルーローズ(小ホール)で開催される。
「サントリーホール チェンバーミュージック・ガーデン 2022」のチケット情報はこちら
「チェンバーミュージック・ガーデン(CMG)」は、「クラシック音楽の原点ともいわれる室内楽を気軽に楽しんでいただきたい」というコンセプトで2011年から始まり、今年で12年目を迎える。ブルーローズ(小ホール)の親密な空間で演奏者の息遣いや表情を間近に体感できる国内最大規模の初夏の室内楽の祭典として育まれてきた。
今年のオープニングとなる公演は「堤 剛プロデュース」。サントリーホール館長の堤剛(チェロ)と小菅優(ピアノ)、吉田誠(クラリネット)の三重奏だ。ブラームスとフォーレの最晩年の2作品や藤倉大の『Hop』で、この編成の歴史と現在形を堪能できるプログラムでの幕開けとなる。
またCMG恒例企画でもある「ベートーヴェン・サイクル」には、20年超のキャリアを誇るロシアのアトリウム弦楽四重奏団が満を持して登場。アジアのアーティストたちを紹介する「アジアンサンブル@TOKYO」では韓国のソヌ・イェゴン(ピアノ)が、またホルンの世界的なスター奏者「ラデク・バボラークの個展」も、共に日本の演奏家たちとアンサンブルで深い対話を交わす予定だ。
そしてサントリーホール室内楽アカデミーで学び、現在4年目を迎えるクァルテット・インテグラによるリサイタルを開催。各メンバーがサントリーホール室内楽アカデミー出身の葵トリオは、2年目となるベートーヴェンのピアノ三重奏曲を1曲ずつ披露する7年プロジェクト第2回目を迎え、細川俊夫の作品にも取り組む。
「フォルテピアノ・カレイドスコープ」では、現代のモダンピアノとは異なる音色を持つフォルテピアノがサロン風のブルーローズに3台登場。また、現代のグランドピアノとフォルテピアノの音を聴き、弦楽器とのアンサンブルによる響きの違いをトーク付きで紹介する「室内楽のしおり」はCMG入門の新企画となる。
そのほか、定番企画としては、室内楽アカデミー・フェローが名曲を抜粋して日頃の研鑽の成果を発表する公演や、平日昼間60分の出演者のトークを交えたコンサート「プレシャス1pm」が実施される。
■公演情報
「サントリーホール チェンバーミュージック・ガーデン2022」
6月4日(土)~19日(日)開催
会場:全てサントリーホール ブルーローズ(小ホール)