年末年始、子どもの春休みや夏休み、ゴールデンウィークなどなど、旅行で宿泊先を探していて、「ホテルや旅館は高いなぁ」「なかなかしっくりくる宿泊先が見つからない……」などと悩んだ経験はありませんか?
ラグジュアリーなリゾートホテルの滞在を楽しむのも良いのですが、いつもいつも手厚いサービスを必要としているわけではありませんよね。
旅行や取材で、子連れで民泊を利用する機会の多い私が、「Airbnb」を利用した子連れ旅行の実際のところと、メリット&デメリット、楽しみを広げるAirbnb活用のコツを解説します。
「Airbnb」民泊3つのメリット
1. 民泊は価格が安い
私は数年前まで、目的のはっきりとした旅行や、長距離移動の中継宿泊、取材など、“宿泊は眠るだけでいい” というケースに、子連れファミリー歓迎のロードサイド系ホテルをよく利用していました。
たとえば、「チサン イン」や「ファミリーロッジ旅籠屋」は、子連れで少々ドタバタになってしまっても大丈夫、という安心感があります。
民泊の価格帯は、ピンからキリですが、魅力の一つに、ビジネスホテルやロードサイドホテルよりも安い宿が見つかる可能性がある点があります。
ただ眠るだけでいいのであれば、安ければ安いほど助かりますよね。
※軽井沢など高級別荘地になると、リゾートホテル顔負けの、お洒落な別荘の民泊が増えて、価格帯も高くなり、状況は異なります
2. Airbnbで選択肢が増える
地域によっては、子連れ歓迎のビジネスホテルやロードサイドホテルが無く、困るケースがあります。
また、ビジネスホテルやロードサイドホテルは、市街地や幹線道路沿いにしかありませんが、地方や、自然豊かな奥地への旅行の場合、ちょうどよいエリアになく、不便に感じる場合があります。
が、民泊は、都市部に限らず、様々な場所に点在しており、ホテルがないようなエリアでも見つけられるケースが少なくありません。
近年「Airbnb」および民泊の普及で、かなり選択肢が増えた実感があります。
3. ホテルでは不可能な、多様な経験ができる
そして何と言っても、親として、最大の魅力に感じるのは、“ホテルとはひと味違った経験ができるケースが大半” という事実です。
たとえば、我が家が福井県へ行くときに、必ず利用する、「椀de縁」は、福井県の伝統的古民家に宿泊できる、という貴重な経験ができます。
ホスト(家主)の荒木さんは、子どもたちに「銀杏を拾いに行こう」と誘ってくれたり、近所のヤギに餌をあげさせてくれたり、綺麗な湧き水の場所を教えてくれたりします。
前回は、福井県立恐竜博物館へ行く際に、お世話になりましたが、犬とうさぎの仲間が増えていました。
現地の生活に溶け込む貴重な体験の数々と、まるで親戚の家に遊びに行くかのような、アットホームな雰囲気は、民泊や農家民宿ならではです。