椀de縁|福井県鯖江市

民泊の注意点は? 4つのポイント

たくさんのメリットがあるAirbnbや民泊ですが、今まで日本にあまりなかった文化ですので、慣れないと面食らうケースもあるかもしれません。

民泊のタイプを把握すべし

Airbnbで検索できる民泊は、貸切、個室貸し、シェアルームが混在しています。

それぞれまったく性格が違いますので、事前に把握しておかないと「思っていたのと違った」というケースがあるかもしれません。

貸切……一軒家、ログハウス、ヴィラなどの建物を丸ごと借りられます。また、マンションの一室を貸し切る「コンドミニアム貸切」、「アパートの個室」などもあります。

個室貸し……一軒家の一部屋であったり、マンションの一室であったり、寝室は個室ですが、トイレやキッチンなど一部を、ホストまたは他宿泊者と共用するスタイルです。

シェアルーム……寝室も含めて、ホストまたは他宿泊者と共用するスタイルです。山小屋をイメージするといいでしょう。

子どもOKを選ぼう

Airbnbのフィルター設定画面

一般の人がホストを務める民泊では、それぞれの事情があり、必ずしもサービス最優先ではありません。

子どもを連れた家族の受け入れも、歓迎しているところ、通常通り受け入れているところ、おすすめしていないところ、お断りしているところ、とスタンスは様々です。

Airbnbの場合、検索のフィルターで、アメニティ・設備の項目に「ファミリー/子ども連れOK」のチェックボックスがあります。

子連れ宿泊の場合、子どもたちがどうしても、騒いだり、置物や備品を壊してしまったり、という事態がありがちですので、「ファミリー/子ども連れOK」の宿泊先を選ぶようにしましょう。

ホストとの関係

ホストによって、ゲスト(客)受け入れの考え方、位置づけは様々です。

ゲストとの接触を可能な限り少なくして、部屋だけを提供するビジネスライクな人もいれば、「私たちは普通に生活しているけれど、気にせずにゆっくりしてね」という感覚の人もいます。

特に個室貸しや、シェアルームの場合、ホストと顔を合わせる時間は増えるので、コミュニケーションも楽しむつもりで利用するのがおすすめです。

また、こればっかりは運ですが、ホストが個性的過ぎて呼吸が合わないと、対応に苦慮するケースもないとは言えません。

私も、ホストが高齢で話が合わなかったり、移住者で熱心に地域行事に勧誘されたり、という経験があります。

清潔さの感覚は人それぞれ

年間30泊はキャンプをして、アウトドア慣れしている我が家は、たいてい問題ないのですが、ホテルにしか外泊した経験のない人にとっては「え、ここで眠るの」と感じるケースも、中にはあるのではないかな、と思います。

これは、掃除をしていないというよりも、清潔さの感覚のギャップが要因だろうと思います。

どんなこともありえる、と思って、トラブルも旅行の楽しみの一つとの意識で利用するのがおすすめです。

※なお、布団が臭い、部屋がカビているなどというのは論外で、そういうところは評価が低くなるので、レビューをしっかりみていれば避けられます

楽しみを広げるAirbnb活用のコツ!

民泊は、単に安宿の代替だけに止まりません。

たとえば、先日は、元旅館をリノベーションして一棟貸ししている、大型民泊を、仲の良い子連れファミリーで集まって、海遊びをする拠点として利用しました。

ホテルや旅館では、みんなで集まってワイワイするのが難しかったのですが、一棟貸しの民泊を複数家族で利用することで、楽しいお泊まり会になります。

シェアルームの民泊も、ちょうど定員で利用すれば、貸切と同じになり、他宿泊者に気をつかう必要がなくなり、おすすめです。

また、岩手県の大学の同級生のところへ遊びに行ったときは、周辺の自然を満喫しながら、農家民宿を中心に宿泊しました。

宿泊費が安く済むので、時間を掛けて周遊できたメリットが一つ。

同時に、各ホストが手がけている自然の中での活動や、その土地ならではの出来事、人との出会いが、旅をより豊かなものにした実感がありました。

子どもたちに、ただ観光地を回るだけではない、貴重な体験をさせる一つの方法として、優れた方法です。

このように、ちょっと工夫すると、様々に可能性が広がるので、Airbnbそして民泊は、とてもおもしろい選択肢です。

ぜひ、試してみてくださいね。