オールメディアプロジェクト『ラブライブ!サンシャイン!!』のスクールアイドルグループ、Aqoursが埼玉・ベルーナドームでワンマンライブを行った。
『ラブライブ!サンシャイン!! Aqours 6th LoveLive! ~KU-RU-KU-RU Rock 'n' Roll TOUR~』と銘打ったツアーの、愛知・バンテリンドーム公演に続く2Days公演。
Aqoursは2018年に紅白歌合戦に出場し、ナンバリングライブでは東京ドームにも立っている。しかしコロナ禍で昨年末まで2年以上、有観客ライブが行えなかった。
自粛期間以後にハマり、まだライブは観たことがないという方もいるだろう。
ベルーナドームのライブの模様は、アーカイブ配信をDay.1は3月11日(金)まで、Day.2は3月12日(土)まで視聴できる。
今回は本公演の中から特に新規ファンの参考用に、ベルーナドームのDay.2の模様の中から抑えたい見どころをピックアップする。
『Aqours 6th LoveLive!』見どころピックアップ
M1 KU-RU-KU-RU Cruller!
『ラブライブ!サンシャイン!!』の主な舞台は静岡県沼津市。駿河湾の片隅の小さな高校だ。ライブの始まりも波音のSEから。何はともあれオープニングに集約されるものは多いが、9人がまず歌ったのは、この6thライブのテーマ曲「KU-RU-KU-RU Cruller!」だった。
80年代テイストのダンスチューン。Aqoursはヘッドセットでマイクは持たず、両手を使って踊る。歌に合わせてクルクルと人差し指を立てて回したり、大きく手を広げたりと壮麗だ。
主人公・高海千歌役の伊波杏樹から歌い出し、個々のソロパートも多い。伊波はかわいい歌声、桜内梨子役の逢田梨香子はエレガント、小原鞠莉役の鈴木愛奈は艶っぽくなど、それぞれが個性を発揮。
この曲では、国木田花丸役の高槻かなこが「君へと」などとクールにささやき、渡辺曜役の斉藤朱夏のラップも入った。
配信では1人1人がアップにもなり、輝くスクールアイドルを体現する9人のヴィジュアル力も堪能できる。
M3 君のこころは輝いてるかい?
2015年10月発売のデビューシングル。夢に向かって仲間たちと飛び出す歌で、躍動感が漲る。軽快なステップからターンなど、パフォーマンスもアイドルらしさが満載だ。
Aqoursのライブでは“シンクロパフォーマンス”が見もの。バックスクリーンに映るアニメMVの映像とまったく同じ動きを、ステージでキャストたちが繰り広げる。ちょっとした体の角度まで徹底的に合わせていく。
この曲の見せ場は、花道での斉藤朱夏の馬跳び。アニメではお尻を付けて横に並んだ小原鞠莉と松浦果南の上を、渡辺曜が軽やかに飛び越える。
現実にやるのは簡単でないが、斉藤はこの日も脚を180度広げて見事に成功。後のMCで「久しぶりにやったんです。めちゃめちゃ楽しい気分になりました」と話した。