DEEP SQUADは更に高みを目指す！初のワンマンツアー最終公演オフィシャルレポート（2/2）

DEEP SQUAD初のワンマンツアー『DEEP SQUAD LIVE TOUR 2022 “D'PARTURE” 〜Episode 0〜』のファイナル公演が3月30日、KT Zepp Yokohamaで行われた。

気を取り直して、アカペラで始まったのはyama『春を告げる』のDEEP SQUAD流ピアノカバー。深みのある6声が情景を浮かび上がらせる。

その後『SORA〜この声が届くまで〜』、『君じゃない誰かなんて〜Tejina〜』、『あなたが迷わずに』、『そんなことキミに言えない』、『2words』とバラード曲を並べた。ハーモニーだけでなく、美しいユニゾンやファルセット、次々と変わっていくフォーメーションなども盛り込まれており、耳でも目でも楽しめる。

ここで一度暗転。再び照明が点くと3本のマイクスタンドが用意されており、披露されたのは宇原、杉山、比嘉によるOriginal Love『接吻』のカバー。マイクスタンドを使った振りとともに、色気を感じさせる大人なパフォーマンスを見せてくれた。

続いてDEEPとして長年活動をしてきたTAKA、YUICHIRO、KEISEIの3人によるパフォーマンスコーナー。K-Ci & JoJo『Tell Me It's Real』のカバーもハーモニーの広がりに圧倒される。

『DEEP SQUAD LIVE TOUR 2022 “D'PARTURE” 〜Episode 0〜』

そして公演前の取材で語られ、大きな見どころだった『Lost Moments〜置き忘れた時間〜』、『For you〜blue tears〜』とCOLOR時代の代表曲を披露。『For you～blue tears～』では感極まったKEISEIが涙。その後のMCで「僕、途中（涙が）ダダ漏れしちゃいました」と語る場面も。

「振りを真似してもらえればと思います」と始まったのは、今回のツアーで初披露となる、4月13日にリリースする7thシングル曲『Gimme Gimme』。全員がクラップや振り付けをしながら、会場が一体に。ラップパートがクールな『Deja Vu』、再びダンスパフォーマンスとなる『YOLO』でさらに盛り上がる。

「まだまだ盛り上がっていきましょう！」という宇原の言葉で飛び出したのは『Good Love Your Love』。ステージを移動しながら客席に手を振ったり、合図を送ったり、楽しそうにファンと交流をしていたメンバーたちの姿が印象的だった。

あっという間にラストの曲。「心の中で一緒に歌ってください」と告げて始まった『AMAZING DAYS（DEEP SQUAD meets EXILE TETSUYA）』では、リングライトが白一色となり、ハッピーな空間が広がる。

『DEEP SQUAD LIVE TOUR 2022 “D'PARTURE” 〜Episode 0〜』

アンコールでは、ツアーTシャツに着替えたメンバーたちが再び登場し、まず『Day Dream Fantasy』を披露。サビでタオルを回したり、間奏を使ってプレゼントコーナーを設けたり、お楽しみ要素が盛りだくさん。

また同公演はHuluストアでも配信されていて、メンバーそれぞれが寄せられているコメントを嬉しそうに読みまくるため会話の渋滞も発生。そのワイワイしたMCも彼ららしさになっていたのではないだろうか。

会場全員で記念撮影を終え、『Gimme Gimme』のカップリングでYUICHIROが作詞を手掛けた『ヒトリゴト』が初披露となる。さらに、DEEP結成10周年に制作した『SING』を心を込めて届けた。

ここでTAKAがMC。「DEEP SQUADは、皆さんに寄り添っていくグループとして活動していますが、これからも音楽やエンタテインメントを通して幸せを分け合いながら夢に向かって歩んで行ければと思います。1、2、3と繋げていけるように『～Episode 0～』と掲げさせていただいていますので、まだまだ夢半ば、夢の途中です」とした。

さらに「もっと高みを目指してその場所にたどり着けるようにこれからも頑張っていきたいと思います」と表明。それに続き『夢の途中』へ。じんわり温かく会場を包み込みつつ、心に刺さるような歌声とハーモニーを届け、ツアーファイナル公演に幕を下ろした。

確固たるスキルとともに、新たな姿を見せてくれたDEEP SQUAD。メンバー全員で化学反応を起こし続けることで、現在の彼らを示すライブツアーであった。