いまや結婚前の同棲は珍しくありません。株式会社リクルートホールディングス「ゼクシィnet」が2010年7月23日~2010年8月22日に行ったアンケート調査(回答数334人)によれば、結婚前の同棲率はなんと7割。そのうち6割以上のカップルが半年以上の長期期間を経て結婚に踏み切るという結果が出ています。
一昔前では、結婚前の同棲は「はしたない」「だらしがない」といった風潮がありましたが、いわば最近の同棲は“結婚前の準備期間”としての意識が男女の仲で定着しているのでしょう。アンケート結果にも、同棲のメリットとして「相手をよく理解できた」「結婚の相談がしやすかった」などの声が挙げられており、同棲経験者の68%からも「同棲を勧める」という回答結果が寄せられています。
もちろん、ズルズルと同棲が続いて、ふたりの関係がマンネリ気味になるデメリットもありますが……。良い意味でも悪い意味でも、同棲はお互いのことを知れるいい機会です。そこで今回は、筆者の周りにいる女性たちに、彼との同棲生活にまつわる恋愛エピソードを聞いてみたのでご紹介します。
アラサー女子が彼との同棲でビックリした体験談
酸いも甘いも噛み分けたアラサー女子たち。リサーチすればするほど、彼との同棲生活でびっくりした恋愛エピソードを聞くことができました。一体どんな出来事があったのか、さっそく覗いていきましょう。
● その1:起床時の彼の髭面がクマみたいだった
「普段は女の子と見間違うくらい綺麗な顔をしている彼。そんな彼の髭が思った以上に濃いと分かったときは面食らいました。同棲するまで気づきませんでしたが、ベッドから起きてきた彼の髭面がまるでクマみたいで(笑)おかげで彼の男らしい一面を見ることができたので、幻滅はしませんでしたけど」(31歳/広告)
普段、見慣れている彼の顔が綺麗系で、ましてや女の子のようなルックスともなれば、それはたしかに面食らいますよね。仮にもこれがまだ若い女子であれば、引いてしまうポイントかも分かりませんが、そこはやはり人生経験を豊富に積んだアラサー女子といったところでしょうか。
今回の場合は髭面でしたが、男性の場合なら彼女のスッピン姿に面食らうかもしれません。同棲を始めると、たちまち甘い幻想が崩れて、相手のリアルな姿を否応なしに見ることになります。いわば同棲をすることは、お互いの愛情を確かめる意味、とも捉えられるかもしれませんね。
● その2:突然、警報器のようなおならをする彼
「あれは夕飯を食べてしばらくしたときのこと。突然、『ブーーー!』と警報器の鳴るような音が聞こえてきたんです。咄嗟に『え、火事?!』と思った私は、慌てて通帳と印鑑を抱えて彼の元に駆け寄ったんですが……。そこにはお尻をボリボリと掻きながら、おならをしている彼の姿が。次の瞬間、私のイメージしていた結婚生活がものの見事に崩れ落ちました」(32歳/販売)
警報器と聞き間違えるほど、大きなおなら……。一体どんな音なのか、試しに一回聞いてみたい気もしますが。上記のエピソードとは真逆に、こちらの彼女はそんなだらしがない彼の姿に心底うんざりした様子でした。
女性の方であれば、彼の前でなるべくおならをしないように意識すると思いますが、相手の男性は同棲をしたことで安心してしまったのでしょうか。冒頭の「ゼクシィnet」の調査でも、マンネリを防ぐために「けじめのある同棲」が重要なポイントとされているので、彼が気を許しておならをし始めたら『もしかして、マンネリの予兆?』と用心した方がいいかもしれません。