そして、3月9日に配信リリースしたばかりの5thシングル「R4U」では再び11人編成に戻り、FUMINORIが「真似しやすいキャッチーなフリなんで一緒に踊っていきましょう」と呼び掛け、観客と一体感あふれる温かい空間を作り上げた。
ミラーボールが回った中盤には、KEVINが作詞作曲した3曲に加えて、曲間をつなぐダンスショーケースのトラックも制作したセルフプロデュースコーナーを展開。「ENCHANT」や「JEALOUS」ではダンスパートを挟み、サウンド、ビート、フォーメーションを目まぐるしく変化させ、まるでミュージカルやパレードを見ているかのような楽しさを与えた。
そして、ここで、ファンへの愛を伝え、守りつづける覚悟を綴ったラブソング「OZ」を披露。「オズの魔法使い」をモチーフに、「いろんなところから仲間が集まって、1つの夢を叶えるというメッセージ性を込めた」という楽曲で、作詞作曲を手がけたKEVINが、振り付けはFUMINORIとFUMIYAが手がけ、歌詞にはKANATAやHARUKI、YUMAなど、「メンバーの名前が組み込まれた、初めて全員がマイクを持った楽曲」であることを明かすと、場内からは大きな拍手が沸き起こった。
ここからライブはラストスパートへと突入。現在は音楽クリエイターとして活躍中のJUNEが所属していたヒップホップグループ・WAZZ UPのカバー「ALRIGHT」では、サビで観客全員が一緒にジャンプして会場を揺らし、トップに登り詰めるという決意を込めた「To The Top」では、銀テープが発射される中、客電が灯り、楽しさと寂しさが入り混じった、なんとも言えない幸福感が会場の空気を包み込んだ。
そして、SHOOTが「行けるところまで行くぞ、中野」と声を上げ、ラストナンバー「Beautiful」ではSEIYAがKANATAをリフトアップし、メンバーは客席に向かって手を振りながら歌い上げ、和やかなムードで本編を締めくくった。