結さん(ボーカル)
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LiNさん(ギター)
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椎名未緒さん(ギター)
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ハクさん(ベース)
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ゆきみさん(ドラム)
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――「ウレぴあ総研」初登場になるユナイトですが、皆さんは「終わらないバンド」をコンセプトにしていると伺いました。「終わらないバンド」を目指そうと思ったきっかけはなんだったのでしょうか?

椎名未緒 (以下・未緒):ゆきみとハクと僕は、元々一緒にバンドをやっていたんです。再び新しいバンドを組もうとなった時に、「もう正直解散はかんべんしてほしいなあ」「解散はやだねえ」みたいな雰囲気になって。そう考えると、必然的に最後のバンドにせざるをえないじゃないですか。その結果、自然とそういうメンバーが集まったというか。若い時はただ「かっこいい人を入れたい」「有名な人と組みたい」みたいなところに傾倒しがちなんですけど、そういったことよりは、長く続けていくには人間性や将来性というか、長い目で見て一緒にやれそうなメンバーがいたらいいなと探していて。

結:俺から未緒くんのAmebaブログのメッセージに「一緒にやりたい」とメールを送ったんです。そのあとすぐに電話がかかってきて、その時点で「もう解散したくないから、人間性の合う人とやりたい。だからちゃんと話そう」と話は出ていて。俺も前にやっていたバンドで最後のライヴをした時に、ファンの子が泣いてる姿を見て、ちょっともうこういう光景は見たくないなと思っていたので。「終わらないバンド」というコンセプトについてはすごく共感できたんです。

――LiNさんは?

LiN:俺は未緒さんたちがやっていたバンドのファンだったんですよ。「ファン兼お友達」みたいな立場で。そのバンドの解散ライヴを見ていて、3人ともすごく悲しそうで。その後、ギターを探しているということを知って、俺は元々ベースだったんですけど「ギター持ってないけど入れてください」ってすぐ言って。今ここに賭けるしか無いと。そのくらい未緒さんたちと一緒にバンドがやりたくて。

未緒:それを聞いて「良いんですか?」って。「この人将来後悔しそうな生き方してんなあ……」と思いつつも(笑)。

LiN:もし知らない人がギターで加入して新しいバンドが活動していくのを、傍で友だちとして見てると絶対ジェラシーを感じちゃうだろうから、俺は行くしかねえなと。それに俺が加入すれば、未緒さんあとはボーカル探すだけで良くなるじゃないですか。楽になるんじゃないかなあって。人生って勢いも大事じゃないですか(笑)。

――椎名さんのことが大好きなんですね。

LiN:好きです。

――そんな経緯があって結成されたユナイトですが、2周年記念ワンマンライヴを渋谷AXで行い、ファンクラブ「elite U's」も新設されたそうですね。「U's(ユース)」とはユナイトのファンの呼称とのことで。ヴィジュアル系シーンではバンド側からファンの名前を提案するのも定番になってますが、こちらは皆さんで考えたんですか?

未緒:ファン主導の名称が広まる前に、バンド側で先導したかったんです。「ユナイター」とかにはしたくなくって……、だってかっこよくないじゃないですか(笑)。それだけは避けなければいけないと、メンバー全員で相談して「U's」にしました。

――FC限定ライヴも行われたそうで、感触はいかがでしたか?

未緒:直前の渋谷AXでのライヴは登場から最後の告知映像まで、しっかり緻密に流れを組んだライヴだったので、良い意味でもう少し砕けた雰囲気のライヴにしたくて、このFC限定でのライヴに関しては、ものすごくゆるく構成を考えました。
その分、お客さんもうちらもかなりラフに楽しめたので、たまにはこういうのもいいのかもなって思いました。
物理的にも精神的にも何でもそうだけど、常にピンと張りつめるより、適度に遊びがある方が長持ちしますしね(笑)。