「高校時代からの親友が不倫にのめり込みました。彼女は今まで付き合った男性は1人しかおらず、奥手で純粋な子だったのに……。

彼女の相手は同じ会社の上司らしく、付き合ってすぐに彼女の発言に“?”と思うことが増えました。

彼女は悲劇のヒロインを演じ始めたのです。

付き合ったときから『普通に会えないことってこんなに辛いんだ』と言いながらもずっと別れず、最後は奥さんにバレそうだからとサクッとフラれたんですが、そのときも『奥さんがかわいそうで一緒になれなかった』と。

『出会うのが遅すぎた』という言葉をリアルで言っている人を初めて見ました。

彼女の不倫を美化せずに言うと、遊ばれて捨てられただけ。こんなに現実逃避してしまうなんて、不倫って本当に怖いなって思いました」(29歳/販売)

恋愛は経験値が低いほどのめり込んでしまうとよく聞きますが、不倫もそのようです。

しかし、今回は友人が「サクッとフラれてしまった」と語るぐらい短期間の不倫関係だったそうで、不倫の当事者の彼女が悲劇のヒロインを演じないとやっていられなかったのではないでしょうか。

不倫はもちろんいけないことですが、少しだけ同情してしまうところも…。

フリーのライター・編集者。出版社で10年働いたのち独立。得意ジャンルは街ネタ、恋愛。お酒が大好き(ほぼ酔わない・酒豪)で、取材相手を飲みの席で見つけることが多い。