先斗「天ヶ瀬の初配信は、参観日の親のような気持ちで観てました」

――初配信のとき、他の二人で通話をしながら同期の頑張りを見守っていたそうですね。天ヶ瀬さんと先斗さんは、海妹さんの配信を、どんな気持ちで観ていたのですか?

天ヶ瀬 緊張してたみたいで普段と全然違うし、「これ誰? 知らん同期いるなあ」って言ってました。

先斗 海妹四葉と一緒にデビューするはずなのに、知らん人が同期におるかもって思うくらいには、普段と印象が違ってましたね。

海妹 あはは(笑)。

天ヶ瀬 緊張してたのかな?

先斗 うんうん。緊張がすごい伝わってきましたね。

――VTA時代は、そこまで緊張するタイプではなかった?

先斗 緊張しいではあると思うんですけど、あんなに人が変わるほど緊張してるのは見たこと無かったので、究極に緊張してることが伝わってきました。

天ヶ瀬 だからこそ、2回目のホラーゲーム(『Dark Deception』)の配信では、本来のはぴ(海妹の愛称)が出ていて安心しました。「あ、ちゃんと同期いた」って(笑)。

――二番手の天ヶ瀬さんの配信に関して、海妹さんと先斗さんは、どんな気持ちで見守っていましたか?

海妹 アカデミー時代から、パソコンの操作系のやらかしが多かった子なので、まずは配信が始められるのか心配で。さっきまでの自分の緊張を忘れて、かじり付くように見守ってました。

先斗 海妹のときは、友達感覚で「大丈夫かー」とか言いながら観ていたのですが、天ヶ瀬のときは、参観日の親のような気持ちで観てました。

海妹 「ウチの子、大丈夫かな」って。

――最後の先斗さんの初配信に関しては、海妹さんと、天ヶ瀬さんは、どのような気持ちで観ていたのですか?

海妹 私がテンパってたり、天ヶ瀬がいろいろやらかしたりしたので、「頼む! 先斗寧、お前だけは、まともな状態で世に出てくれ!」みたいな気持ちでしたね。

天ヶ瀬 最初は、一番落ち着いていて安定感があるなって思ってけど、後から高速でテロップ流しちゃうし。

海妹 「やっぱり、同期だ」って(笑)。

天ヶ瀬 安心しました(笑)。

海妹「VTAでは、本当に1円も払いませんでした!」

――皆さんは、「バーチャル・タレント・アカデミー(VTA)」の1期生で、VTA出身者では初めて、にじさんじのバーチャルライバーとしてデビューしたことでも注目を集めています。

ここからはVTA時代のことを伺っていきたいのですが、まずは、VTAに入ろうと思ったきっかけから教えてください。

天ヶ瀬 元々、にじさんじのライバーさんたちの配信が好きで、自分もやりたいと思ってたんですけど、配信の経験は無かったので、私には無理だと思って諦めていたんです。でも、アカデミーができるという告知が出て。未経験の人にも、いろいろと教えて下さると書いてあったので、「自分が求めていたのは、これだ! ここに入るしかない!」と思って、即、応募しました。

海妹 私もほとんど一緒なんですけど。元々、自分が生きていく上で、楽しいことを仕事にしたいというか、生きていく上での軸にしたいと、小さい頃からずっと考えていて。にじさんじに出会って最初の頃は、この人たちがやってることは簡単ではないけれど、できそうな気もするって思ったんです。

でも、観ていくにつれて、完成した人たちが作っているコンテンツだってことが分かって。自分には無理だと思うようになりました。そうしたら、アカデミーの募集が始まって。未経験の私でも努力すれば、にじさんじのライバーになれるかもしれないのなら、飛び込むしかないと思って応募しました。

先斗 私は、昔から人を笑わせたりすることに快感を得るタイプだったんですけど。YouTubeを観ていたら、にじさんじに出会って。こんな面白い集団があるんだったら、私もここに入りたいと思いました。

でも、未経験者向けのオーディションは終わっていたりして、無理なのかなと思っていたときに、VTAの募集があることを知って。「やる気がある人はにじさんじに入れるかもしれない」と書いてあったので、私、やる気しかないなと思って、応募したのが始まりです。

――VTAのホームページを見て驚いたのですが、入学金や授業料は無料なんですね。

天ヶ瀬 本当に何もいらないんです。

先斗 まさにやる気だけでいいんです。

海妹 正直、入るときは、いざ授業が始まったら教材費とかが必要になるのかなって、ちょっとは思っていたんです(笑)。

天ヶ瀬&先斗 うんうん。

――ありそうな話ですね。

海妹 それくらいなら、全然、払いますよって気持ちだったのですが、本当に1円も払いませんでした!

天ヶ瀬 VTAに興味のある人は、そこは安心して欲しいです。