VTAで学んだからこそ、できるようになったこと
――VTAでどんなことを勉強していたのかも気になるところです。実際にデビューしてみて、「これはVTAで教わったからできた」ということを教えてください。
天ヶ瀬 VTAに行ってなかったら、私、パソコンが使えないままだったので、そもそも配信ができていないです。
先斗 私もパソコンの配線とか、マイクの使い方すら知らない状態から始まっていて。OBSという配信ソフトも触ったことがなかったので、正直、初配信でやったことは、VTAに入ってなかったら、1ミリも出来ていないです。
海妹 私も本当にそうですね。
――では、VTAでいろいろなことを学んだり、挑戦したりする中で、一番大変だったことを教えてください。
海妹 私は、特に大変だったことが二つあるんですけど。一つは、企画の考え方を学ぶ講義です。私、バラエティー番組とかを、あまり観てこなかったので、ピンと来ないものが多すぎて。何をやったら人が笑うのかという理屈が何も分からなかったので、それを生み出すのがすごく難しかったです。
もう一つは、観る側から作る側に回ったときの脳の切り替えです。例えば、サムネイル一つでどう興味をもってもらえるかを考えたり、ファンが求めていることは何かを考えたり。お仕事として配信をやれる人間になるために必要なことを学ぶのが難しかったです。
天ヶ瀬 今、はぴからも話が出たんですけど、自分が出る番組を考える講義があって。その番組の中で自分の役割は何なのかとか、その時に周りはどんな役割になるのかってことを詰めて考えていく授業だったんですけど。
それまで、自分は、役割を考えながら生きてきたことがなくって。たぶん、普通の人は、誰しもそうだと思うんですけど。
――そうですね。考えたことはないです。
天ヶ瀬 でも、配信をしていく上では、周りの環境の中で、自分が得意なことをもっと明確に把握することや、苦手なことがある場合は、それをどう見せるのかみたいなことも考えることが必要で。それはとてもためになることでしたが、すごく難しいことでもありました。
先斗 私が一番苦労したのは、配信の授業です。
――VTAでは、毎週1回、30分の配信をしていたそうですが、その内容も自分で考えていたのですか?
先斗 はい、そうです。VTAでの配信は、今とは違って(静止画の)宣材写真1枚で表現しないといけないことが多かったので。どんな企画を考えても、気合いの雑談30分縛りみたいな形になって、内容が他のVTA生と被りがちなこともあったんです。
VTAの配信を観てくださっている方って、箱推しで観てくれている方が多かったので、同じような内容だと、観ている方も飽きちゃうだろうし、30分の放送の中で、どうやって内容にメリハリを付けるのかは、いつも考えていました。しかも、それが毎週1回あるので、毎回、配信の枠を立てるギリギリまで悩んで。終わった後も、あれで良かったのかなと考えていました。
だから、配信をして、観に来て下さった方とコメントを通して話せるのは、毎回すごく楽しかったのですが、同時に配信自体が一番大変でもありました。
配信情報
YouTubeチャンネルで配信中!